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Kuratowski-Mrówkaの定理(射影の閉性によるコンパクト性の特徴づけ)

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Kuratowski-Mrówkaの定理のストレートな証明が見当たらなかったので作りました。既出だったら教えてください。

Kuratowski-Mrówkaの定理

任意の位相空間Yに対し、射影pr:X×YYが閉写像
Xがコンパクト

f!(U)={y|f1({y})U}と置く。
f!(U)=Yf(XU)より、fが閉写像であることと「Uが開f!(U)が開」は同値である。
) WX×Yが開、ppr!(W)とし、U×YWを満たすpの開近傍Uが存在することを示す。積位相の定義より、任意のxXに対しpの開近傍Ux、およびxの開近傍Vxが存在し、Ux×VxWとなる。コンパクト性より(Vx)xΛXの開被覆になる有限集合Λがとれる。U=xΛUxとおけばこれは条件を満たす。
) (Ui)iIXの任意の開被覆とする。JIに対しP(I)[J]:={K|KJ}と定義し、P(I){[J]|Jは有限集合}を開基とする位相を入れる。このとき、U:=iUi×[{i}]X×P(I)は開なので、pr!(U)={J|iJUi=X}も開。Ipr!(U)よりpr!(U)は非空なので、P(I)への位相の入れかたを思い出すと、pr!(U)[J]となる有限集合Jをとれる。このJに対し, iJUi=Xなので示された。

投稿日:2022513
更新日:2024827
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