例1の続き
をで割って余る素数
は で位数のディリクレ指標
をとする。
はガウス整数
, ならば,変形すると
()
(なら両辺の平方剰余、非剰余が異なるため)
は整数
なら
とする。
をの元としたとき、
は平方剰余か平方非剰余
(-1が平方剰余なので、にはならいない。)
平方非剰余ならはあるで
平方剰余ならを変形して、
が成り立つので,
が成り立つようにを取れる。
(成り立たない場合はを取ればよい)
はに関して対合
の元は
次のどれかである。
対は
はの元に対して、かのどちらかを足し,の先の類別を用いると。
各対はを用いてそれぞれ
と表せる。
これらを足すと。
これにより、はの整数倍
で
となる。