先日,twitterにて 自作問題 を投稿させていただきました.解いてくださった方は本当にありがとうございました!!今回はそちらの解答・解説を載せたいと思います.また,解説の補足として極と極線の解説もしていますのでよかったら見ていってください!
正実数
典型を組み合わせた問題でした.普通に斉次式化を考えてゴリゴリやっていっても解けないことはないでしょうが,計算地獄に陥ると思うので工夫しましょう.
・
・
・AM-GMやJensen等の有名不等式を用いる.
不等号の等号成立条件は全て一致しているため題意は示された.
難しい議論かと思いきや,ただの因数分解でした.それ故に逆に沼にハマってしまった人もいるのではないでしょうか.
である.ここで
(約数に持つことは因数分解を考えればわかります.これは項を
続いては,階乗進法を用いた奇抜な変形で解く方法を紹介します!
ただし,最後の変形に関しては階乗進法の一意性を用いた.
円
この問題はさまざまなエレガントな回答が送られてきました!ここでは,それらを中心に紹介していきたいと思います.とまぁ,その前にまずは努力で誰にでも道が開ける複素座標での回答を載せておきましょう.
図を描くとこんな感じになります.
第三問-図
方針:うまく三点
となるようにうまく座標を定める.このとき
が得られる.
となる.ここで,
が成り立つので
さて,ここからは初等的な証明方法です!まずはBrianchonの定理を用いたエレガントな解法です.こちらは 翁さん からいただきました!Brianchonの定理ってこうやって使うんだぁ〜という感じです.
第三問-brianchonの定理
次は極線と極の性質を用いた解法です.解説の下に極線と極の性質について,軽くまとめましたのであまり詳しくない方は先にご覧になってください.こちらは HighSpeedさん からいただきました!とてもエレガントです.
図のように点
この時,
ここで,図のように
これと
第三問-極の性質
極の性質を用いた回答でした.次に紹介するのは,最初から双対をとってしまうという方法です.本質的には上の解答と同じですから,どちらの解法を選ぶかは好みです.こちらは まいんさん にいただいた解答です.スタイリッシュです.
双対命題を考える.この時,
第三問-双対命題
極と曲線-極が円外の場合
極と極線-定義1
極と極線は二次曲線に対して定義できるものですが,今回は初等的に扱うことができる円に限定して話を進めていきます.また,定義の表現を直感的にするために一部変更しています.
図において,
極線と調和点列
点
二つの極線
さて,この定理から何が得られるでしょうか...?直線が点の集合であったことを思い出してみましょう.
直線
点
定理2より明らか.
さて,せっかくなので極と極線の性質を使う定理を見てみましょう.
円に内接する四角形
方針:完全四辺形に隠れている調和点列を発見する
brocardの定理
2022/10/28 「Brokardの定理」を「Brocardの定理」に修正しました.
実は,今回の問題達は僕が前にtwitterやMathlogで投稿した記事やツイートなどがヒントとなっていました.どうでもいいですね...今回の問題は「楽しさ」を意識して作ってみました.