本稿はMathpedia上の記事「位相空間論の参考書」の移管記事です。元ページは こちら 。
位相空間論の入門書としては、 松坂和夫『集合・位相入門』 が定評がある。また、 内田伏一の『集合と位相』 も教科書として指定されることが多い。岩波基礎数学シリーズの 彌永昌吉・彌永健一『集合と位相 I, II』 はやや入手しづらいが公理的集合論の入門も兼ねていて幅広い話題を扱っている。 森田紀一『位相空間論』 は位相空間論の研究者によって書かれた入門書で、最終章では積空間の正規性という専門的テーマにもふれられている。専門分野としての位相空間論を取り上げた書物としては、 児玉之宏・永見啓応の『位相空間論』 がある。