が空間がコンパクト凸部分集合XがBanach空間,C⊂Xがコンパクト凸部分集合,T⊂{T|T:X→X,は有界線形作用素が可換であるとき、任意のに対して=となるTは有界線形作用素,T(C)⊂C},Tが可換であるとき、任意のT∈Tに対してTx=xとなるが存在する。x∈Cが存在する。
に対しては恒等作用素と定義する。の凸性よりT∈Tに対してTn=I+T+T2⋯+Tn−1n(Iは恒等作用素)と定義する。Cの凸性よりTn(C)⊂Cまたは連続なのではコンパクト。ならばとは可換なので任意の自然数またTnは連続なのでTn(C)はコンパクト。T,S∈TならばSとTは可換なので任意の自然数n,に対してとは可換である。このことからが成り立つ。(なmに対してTnとSmは可換である。このことからTnSm(C)⊂Tn(C)∩Sm(C)が成り立つ。(なぜならばとしたときよりであるぜならばx∈CとしたときTnSm(x)=Tn(Sm(x)),Sm(x)∈CよりTnSm(x)∈Tn(C)である。よって。同様に。よってTnSm(C)⊂Tn(C)。同様にTnSm(C)⊂Sm(C))とする。を有限部分集合としたときである。F=⋂(n,T)∈N×TTn(C)とする。F⊂N×Tを有限部分集合としたとき⋂(n,T)∈FTn(C)≠∅である。はコンパクトなのでである。あるについてが成り立つ仮定する。の定CはコンパクトなのでF≠∅である。あるx∈F,T∈TについてTx≠xが成り立つ仮定する。Hahn−Banachの定理よりとなるが存在する。を自然数とする。となる元理よりϕ(Tx−x)=1となるϕ∈X∗が存在する。nを自然数とする。y∈C,Tny=xとなる元が存在する。を満たす。はが存在する。ϕ(Tny−y)=ϕ(n(TTny−TnY))=nϕ(Tx−x)=nを満たす。C−Cはコンパクトである。(をと定義するとは連続でありコンパクトである。(m:C×C→Cをm(x,y)=x−yと定義するとmは連続でありC−Cであるため)が有界であるため矛盾。=m(C,C)であるため)ϕ(C−C)が有界であるため矛盾。◼
・補足今回紹介した主張ではの位相はノルム位相であったが、弱位相を考えた場合でも全く同じ証今回紹介した主張ではXの位相はノルム位相であったが、弱位相を考えた場合でも全く同じ証明で成り立つ。(その場合は有界線形作用素を連続線形作用素とする)
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