でとする。定理10.5を用いて、の座標近傍との座標近傍で次の条件を全て満たすものをとる:
今、は同相であるから、はの開集合である。よってのある開集合を用いてと書ける。
さて、次の約束をする:
の部分集合であって、による像が開直方体に等しいもののこともと書き、開直方体と呼ぶことにする。の部分集合についてもをに変更して同様の約束をする。
を満たす開直方体と、を満たす開直方体をとる。とすると、である。よって、に対して、の部分集合としてのとについて、が成り立つ。を満たすをとる。
とおく。すると、についてを示すことができ、を得る。
あとの議論は本と同様。