0

とある予想(整数の合同)

194
0

余りが全て異なる並び方

条件付で足すと余りが全て異なる数列(N=2n-1)

0,N,2n(N1),N2,2n(N3),N4,...2n(4),3,2n(2),1

0から始まる奇数Nまでの整数を左端の0から

右隣の数を一桁ずつ足して、その数をN0

足したN+1で割る。

更に左端から右二つの数までの数を足してN+1で割る。

これを右端まで届くまでこの作業を行う。

すると、割った数の余りが全て異なる数になる。

つまり(N+N+1)/2の数は0からNの数を

上の並び方で足していくと異なる余りとなる。

この時の数列の並べ方は例を挙げると、

(N=5)052341の場合

(0)0mod6
(0+5)5mod6
(0+5+2)1mod6
(0+5+2+3)4mod6
(0+5+2+3+4)2mod6
(0+5+2+3+4+1)3mod6

この通り余りが全て異なる。

0から5を足した●を図形で例えると左から右へ

012345の桁】とする。

○●●●●●
●●●●●●
●●●●

左上から右下までの|と|の間の●を数えて

052341と足して、区切る操作を行うと

○│●●●●●│
●●│●●●│●
●●●│●│

となり、棒が全ての桁に入ってるのが分かります。

これはNが奇数なら上で示した図を見る限り
すべて成り立ちます。

しかしNが偶数では成り立ちません。

それは偶数は余りが0になり、図では最初の0を足すため

余りが0の桁に棒が二つになり重複してしまうためです。

試しに図にすると

0123456

○│●●●●●●
●●●●●●●
●●●●●●●
●│

と、最初の0と最後の●の右に

棒が来るのは決まりなので必ず重複します。

なので偶数では成り立ちません。

N=10+1=11/2=01 

○│●│

N=30+3+2+1=66/4=12

○│●●●│
●●│●│

N=50+5+2+3+4+1=1515/6=23

○│●●●●●|
●●│●●●│●
●●●│●

N=70+7+2+5+4+3+6+1=2828/8=34

○│●●●●●●●│
●●│●●●●●│●
●●●│●●●│●●
●●●●│●│

N=90+9+2+7+4+5+6+3+8+1=4545/10=45

○│●●●●●●●●●│
●●│●●●●●●●│●
●●●│●●●●●│●●
●●●●│●●●│●●●
●●●●●│●│



N=(2n1)0+1++(2n1)=2n2n=→(2n2n)/2n=(n1)n

0|N|
2|N-2|1
3|N-4|2


n-2|5|n-3
n-1|3|n-2
n|1
左上の0から計算していくと
0
N
2+0=2
N-2
3+1=4
N-4
4+2=6


2n-(N-4)=5
(n-1)+(n-3)=2n-4=N-3
2n-(N-2)=3
n+(n-2)=2n-2=N-1
2n-N=1

00mod(N+1)
0+N Nmod(N+1)
0+N+(2n(N1)) 1mod(N+1)
0+N+(2n(N1))+(N2)(N1)mod(N+1)
0+N+(2n(N1))+(N2)+(2n(N3))2mod(N+1)
・・・
・・・
0+N++(2n(2))((N1)/2)mod(N+1)
0+N++(2n(2))+1((N+1)/2)mod(N+1)

数列の反転

更に分かったことは

0から右の数列を反転させると、

0123
(0)0mod4
(0+1)1mod4
(0+1+2)3mod4
(0+1+2+3)2mod4
○❘●❘●●❘
●●●❘

014325
(0)0mod6
(0+1)1mod6
(0+1+4)5mod6
(0+1+4+3)2mod6
(0+1+4+3+2)4mod6
(0+1+4+3+2+5)3mod6
○│●│●●●●│
●●●│●●│●
●●●●│

01634527

(0)0mod8
(0+1)1mod8
(0+1+6)7mod8
(0+1+6+3)2mod8
(0+1+6+3+4)6mod8
(0+1+6+3+4+5)3mod8
(0+1+6+3+4+5+2)5mod8
(0+1+6+3+4+5+2+7)4mod8

○❘●❘●●●●●●❘
●●●❘●●●●❘●
●●●●❘●●❘●●
●●●●●|

0183654729

(0)0mod10
(0+1)1mod10
(0+1+8)9mod10
(0+1+8+3)2mod10
(0+1+8+3+6)8mod10
(0+1+8+3+6+5)3mod10
(0+1+8+3+6+5+4)7mod10
(0+1+8+3+6+5+4+7)4mod10
(0+1+8+3+6+5+4+7+2)6mod10
(0+1+8+3+6+5+4+7+2+9)5mod10

○❘●❘●●●●●●●●❘
●●●❘●●●●●●❘●
●●●●❘●●●●❘●●
●●●●●❘●●❘●●●
●●●●●●❘

これも同じように余りが全て異なる。

これは上で示した並び方と同じ方法で、

一番左上0桁目の一つ右の一桁目の棒から始まり、一つ下に落と

し、次の桁の棒を右に詰めていく。

すると反転した形になります。

0|1|2n-2|
3|2n-4|1
4|2n-6|2
5|2n-8|3


n-1|4|n-3
n|2|n-2
n+1|
計算していくと
0
1
2n-2=N-1
3+0=3
2n-4=N-3
4+1=5
2n-6=N-5
5+2=7


(n-1)+(n-4)=N-4
2n-(N-3)=4
n+(n-3)=N-2
2n-(N-1)=2
(n+1)+(n-2)=N

数列の部分反転

更にこれは部分的に反転できる。(部分反転と呼ぶ)

反転しても変わらない0以外の中間点3

左右の数列を反転させると025314その反転041352

(0)=0mod6
(0+2)2mod6
(0+2+5)1mod6
(0+2+5+3)4mod6
(0+2+5+3+1)5mod6
(0+2+5+3+1+4)3mod6

(0)0mod6
(0+4)4mod6
(0+4+1)5mod6
(0+4+1+3)2mod6
(0+4+1+3+5)1mod6
(0+4+1+3+5+2)3mod6

よってN5の場合4通りの並べ方があることが分かった。

部分反転の条件

因みに5以下の奇数だと

N1のときは、0以外は1しかないため

反転はできない。

(0)0mod2
(0+1)1mod2

よって一通り

N3のとき0321

(0)0mod4 (0)0mod4
(0+3)3mod4 (0+1)1mod4
(0+3+2)1mod4 (0+1+2)3mod4
(0+3+2+1)2mod4 (0+1+2+3)2mod4

と反転できる。

しかし0より右の数は中間点の

左右に一つずつしかないので部分的な反転はできない。

よって2通り

他のNが奇数のとき

07254361 4が中間点で左右三つが部分反転

0927456381 5が中間点で左右四つが部分反転

0294765831 6が中間点で左右五つが部分反転

だけど五つあるという事は中間点があり、

中間点の左右の数が2個以上あるので

更に部分反転できる。つまり2回の部分反転

並べ方は

左側から02468を一桁ずつ空けながら、0から始まる偶数列を並べ、

右端から97531と、1から始まる奇数列を空いてる隙間に入れる

N101まで部分反転できる数を数えたら3から101まで

0,1,1,1,2,1,2,1,2,1,3,1,2,1,3,1,2,1,3,1,2,1,4,1,2,1,3,1,2,1,4,1,2,1,3,1,2,1,4,1,2,1,3,1,2,1,5,1,2,1

奇数N(N1)/2で計算して、偶数または3が出るまでの
回数分部分反転できる。

1

全てこの並び方の数列は部分反転してもこの性質は変わらない

2

(N1)/2を偶数、または3になるまでの回数分
部分反転できる。

3

一回反転できる並びは二通り
更に部分反転できる並びはさらに二通り
そこから更に部分反転できればさらに二通り
と並び方が増えていく。

4

予想4の出した数列はフラクタル的性質を持っている

投稿日:2023722
更新日:202475
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nakano
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