今日の問題の解答です。
を満たす正定数 に対して,
とおく.関数を
で定める.このとき,任意のに対して,次の二つの不等式が成り立つことを示せ.
(平成22年度東京大学大学院数理科学研究科 専門科目A第7問)
【略解】
- とおくと
は定符号だからは単調.
(1-a)のとき,だから
は
(1-b)のとき,だから
となるので
となる.
⑵ (2-a)のとき
ならばだから
である.
とおく.(は0でない定数)
の分子をについて平方完成すると
となるので、もし
であれば
である.(複号同順)
そこでとすると
となるのでは単調減少.
よってだから
すなわち
である.
ならば だから上と同様にして
となることがわかる.
(2-b)のときも(2-a)と同様にしては単調増加であり
が成り立つことが示される.
以上からが成り立つことが示された.