0

次元定理の証明

444
0
次元定理

V,WK上のベクトル空間として、f:VWK上の線型写像とする。
このとき、次の等式が成り立つ。
dimkerf+dimImf=dimV

Vの部分空間kerfの基底{u1,us}をとる。
また、Wの部分空間Imfの基底{w1,,wr}をとる。
今、各i=1,,rに対してf(vi)=wiとなるようなviVをとる。
このとき、{u1,,us,v1,,vr}Vの基底となることを示す。

まず、{u1,,us,v1,,vr}の線形独立性を示す。
a1u1++asus+b1v1++brvr=0であるとき、両辺をfによって写すとfは線形写像であるから
a1f(u1)++asf(us)+b1f(v1)++brf(vr)=0b1w1++brwr=0となる。ここで、{w1,,wr}Imfの基底であることから、線形独立である。
ゆえにb1==br=0である。
したがってa1u1++asus=0となるが、{u1,,us}kerfの基底であることから、線形独立である。
ゆえにa1==as=0である。
したがって{u1,,us,v1,,vr}は線形独立である。

次にV=span{u1,,us,v1,,vr}であることを示す。
vVに対するImfの元f(v)=wを考える。
w=b1w1++brwrとし、 f(v(b1v1++brvr))を考えると
f(v(b1v1++brvr))=f(v)w=0であるからv(b1v1++brvrkerfである
ゆえにv(b1v1++brvr)kerfの基底{u1,,us}を用いて
v(b1v1++brvr)=a1u1++asusと表せる。したがって任意のVの元v
v=a1u1++asus+b1v1++brvrと表せる。ゆえに{u1,,us,v1,,vr}Vを構成する。

ここでdimkerf=s,dimImf=r,dimV=s+rであることから
dimkerf+dimImf=dimVが成立。

投稿日:20201111
OptHub AI Competition

この記事を高評価した人

高評価したユーザはいません

この記事に送られたバッジ

バッジはありません。
バッチを贈って投稿者を応援しよう

バッチを贈ると投稿者に現金やAmazonのギフトカードが還元されます。

投稿者

みずき
みずき
13
1530
学んだことのまとめいろいろ。

コメント

他の人のコメント

コメントはありません。
読み込み中...
読み込み中