によって, 定義します. ここで,
は調和級数と呼ばれていて, 発散することが知られています. 第項から、第項までをに置き換えると,
となって最後の級数が発散していることから従います. さて, 積分表示を考えてみます.
ガンマ関数から得られる等式,
をもちいて,
これがゼータ関数の積分表示になっています. ここで, 変数変換をしてみます.
と対数関数をもちいた積分表示もできます. さて, ここでゼータ関数を交代和にした,
を考えてみます. これはDirichletイータ関数と呼ばれています.
というふうにゼータ関数で表すことができます. さて, これをもちいて, 対数関数のTaylor展開より, がわかるので,
よって, となります.