二次方程式
解答例
各素体における根の有無を求め,存在すればそれを明示することで,この問に対する解答とする.
準備として,以下の式変形を行っておく.
この変形により,この問題は,標数が
この場合は,上の変形が使えないので,全ての元について根であるかどうかを計算する.
であるから,方程式は
であり,方程式の根は
であるから,平方剰余記号を用いて表すと,以下のようになる.
また,平方剰余の相互法則から,
であるから,「
以下,正標数における「解の公式」について説明する.
後日,追記予定
この体は,
方程式の左辺は,整数係数一変数多項式の既約判定法
より,有理数係数一変数多項式の世界では因数分解不可能であり,故に方程式は有理数の根を持たない.従って,
であり,方程式の根は,
以下,小数という概念を用いて
まず,ヘンゼルの補題から,
であるから,
である事が確かめられるので,
この体は,アルキメデス付値による完備なので,他の体とはかなり性質が異なる(例えば,小数展開は後ろに続き,その表示は一意ではなく、弱い三角不等式しか成立しない).
しかし,この体は距離に関して順序体であるので,次の不等式を満たす様に
この数列は