はじめまして.そほけろと申します.今回はTeX(数学の書類を書くためのhtmlみたいなもの)の練習もかねて,マクローリン展開を使って実数の範囲で微分したら負になる関数を求めていきたいと思います.
f(x)において,xがどんな実数でも無限に微分可能なとき,f(x)をn回微分したf(n)(x)において,x=0のときのf(n)(x)の値をanとおくと,
∑k=0∞akxkk!=a0+a1x1!+a2x22!+a3x33!+a4x44!+...が収束するとき,
f(x)=∑k=0∞akxkk!=a0+a1x1!+a2x22!+a3x33!+a4x44!+...
証明は...解析学の本を読んで...私に教えてください(おい)
もとめるべきf(x)を置いたとき,f(x)=−f′(x)より,f(x)=f″(x)が成り立つ.よって,この関数は帰納的に無限回微分可能であり,f(x)をn回微分したf(n)(x)において,x=0のときのf(n)(x)の値をanとおくと,{a0n≡0−a0n≡1(mod 2)となるので,
∑k=0∞akxkk!=a0+−x1!+a2x22!+a3x33!+a4x44!+...は
∑k=0∞(−1)ka0xkk!=a0−a0x1!+a0x22!−a0x33!+a0x44!+... −(1)となる.
ここで,
ey=∑k=0∞ykk!=1+y1!+y22!+y33!+y44!+...
この式のyに−xを代入し,両辺をa0でかけると,a0e−x=∑k=0∞(−1)ka0xkk!=a0−a0x1!+a0x22!−a0x33!+a0x44!+... −(2)となる.よって(1)=(2)となり,収束するので,f(x)=ae−x (aは任意の実数)となる.
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