z変換を用いてメルカトル級数の値を求める
∑n=1∞(−1)n−1n=log(2)
単位階関数f(n)=(−1)n−1nu(n−1)(u(n):単位階関数)をz変換する。z変換の定義からででF(z)=Z[(−1)n−1nu(n−1)]=∑n=0∞(−1)n−1nz−nu(n−1)=∑n=1∞(−1)n−1nz−n∵k<0でu(k)=0,k≥0でu(k)=1F(z)の収束領域を交代級数の収束判定法を用いて確認する。∑n=0∞(−1)n−1nz−n=−∑n=0∞(−1)nnz−n交代級数の収束条件からlimn→∞z−nn=limn→∞1n(1z)n=0このときzが1|z|≤1を満たせば条件を満たす。よってF(z)の収束領域は|z|≥1。F(z)を収束領域側から近づけて極限をとったlimz→1+F(z)がメルカトル級数の値になる。まず、F(z)のz変換にあたりz変換の積分則を使う。z変換の積分則はG(z)=Z[h(n)n]=−∫∞zτ−1H(τ)dτ+limn→0h(n)ただし、H(z)=Z[h(n)],limn→0h(n)=0。ここでh(n)=1nu(n−1)とおくとlimn→01nu(n−1)=0となり積分則の条件を満たすので積分則変換のシフト則単位階段関数の変換部分分数分解G(z)=Z[1nu(n−1)]=−∫∞zτ−1Z[u(n−1)]dτ∵積分則=−∫∞zτ−1τ−1Z[u(n)]dτ∵z変換のシフト則=−∫∞zτ−2ττ−1dτ∵単位階段関数のz変換=−∫∞z1τ(τ−1)dτ=−∫∞z1τ−1−1τdτ∵部分分数分解=−[log(τ−1)−log(τ)]∞z=−[log(1−τ−1)]∞z=−[log(1−z−1)−log(1)]=−log(1−z−1)よって変換のスケーリング則F(z)=Z[f(n)]=Z[(−1)n−11nu(n−1)]=−Z[(−1)n1nu(n−1)]=−G(z−1)∵z変換のスケーリング則=−G(−z)=−(−log(1−(−z)−1))=log(1+z−1)ゆえにlimz→1+F(z)=limz→1+log(1+z−1)=log(2)となりメルカトル級数の値が求められた。
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