$L$構造$\B$の部分集合$S$と$\max(|S|,|L|)\le\kappa\le|B|$を満たす無限基数$\kappa$に対して,$S$を含む$\B$の初等部分構造$\A$であって$|A|=\kappa$を満たすものが存在する.
$S$を含む$\B$の部分集合$S'$であって$|S'|=\kappa$を満たすものをとる.すると$S'$を含む$\B$の初等部分構造$\A$であって$|A|\le\max(|S'|,|L|,\aleph_0)=\kappa$,すなわち$|A|=\kappa$を満たすものが存在する.
無限$L$構造$\A$と$\max(|L|,|A|)\le\kappa$を満たす基数$\kappa$に対して,$\A$の初等拡大$\B$であって$|B|=\kappa$を満たすものが存在する.
$|C|=\kappa$を満たす新たな定数記号の集合$C$をとり,$L\cup C$理論$T\coloneqq\Th(\A_A)\cup\{\lnot c\overset{.}{=}d\mid c,d\in C\}$を考える.$T$の任意の有限部分集合はモデルをもつから,コンパクト性定理より$T$はモデル$\B'$をもつ.$\B'$は$\A$の初等拡大であり$\kappa\le|B'|$が成り立つから,定理1より$\A$の初等拡大$\B$であって$|B|=\kappa$を満たすものが存在する.
$L$理論$T$が無限モデルをもつとき,$|L|\le\kappa$を満たす任意の基数$\kappa$に対して$T$のモデル$\A$であって$|A|=\kappa$を満たすものが存在する.
定理1,定理2より従う.