この記事は
AMC day12
の記事です.他の人の記事もまだ見ていない人はぜひ見てね
昨日の記事です→
https://mathlog.info/articles/4Evp3cj3NgKGWx6tp53P
突然ですが、みなさんはこの問題を知っていますか?
$\dfrac{2^n+1}{n^2}$が整数となるような整数$n>1$をすべて求めよ
これは1990年の国際数学オリンピック第3問として出題された問題です
この問題、3番級であるように非常に難しいのは勿論ですが、何と言っても主張がめっちゃシンプルで綺麗ですよね(ね!!!)
このようなシンプルな問題は,主張を読むだけでも面白い!と感じると思います
ということで(?)今回の記事ではこのようなシンプルな問題をたくさん(100問)集めました
できるだけ有名でないものを集めてます
ただ問題を載せるだけではあれなので各問題に一言コメントを載せてます
問題を見て面白い!と感じてもらうのが主旨なので解く必要は全く無いです(が、勿論解いたほうが力になります)
自分のお気に入りの問題を一つ決めるというのも面白いと思います
マスターデーモンあるある:IMOで出題された1990年は日本が初めてIMOに参加した年
$\sqrt[3]{n}$より小さいすべての正整数が$n$を割り切るような最大の整数$n$を求めよ
競技数学ないない:APMOとAoPS混ざりがち
異なるいくつかの平方数の和として表せない正整数の集合は有限であることを示せ
AoPSの議論を見てみたところ「いくつか」は多分一つ以上の意
すべての正整数$n$に対して$\left\lfloor\dfrac{(n-1)!}{n(n+1)}\right\rfloor$は偶数であることを示せ
そこそこ有名(?)ですがこれ成り立つのか!と感動したので載せました
すべての正整数$n\geq 2$に対して$n$以下の素数すべての積は$4^n$より小さいことを示せ
この大会2日あるんですね
$\phi(n)$と$d(n)$がともに平方数となる正整数$n$は無限に存在することを示せ
この問題含め、$\phi(n)$はオイラー関数、$d(n)$は$n$の正の約数の個数とします(原文は書いてあったけど略した)
$d(a)=d(b)$かつ$d(a^2)=d(b^2)$だが$d(a^3)\not=d(b^3)$となるような正整数$a,b$は存在するか.
裏切られた3乗君...
自然数からなる単調増加な無限数列であって,異なる$2$数の和すべてが異なる$3$数の和すべてと互いに素であるようなものは存在するか.
この大会gradeが9~11まであるんですがどういう意味なんだろう
$100\leq n\leq 1997$である正整数であって,$\dfrac{2^n+2}{n}$も整数であるものを求めよ
これ翻訳にけっこう悩みました
$a,b,c$を$\gcd(a,b)+\textrm{lcm}(a,b)=\gcd(a,c)+\textrm{lcm}(a,c)$を満たす正整数とする.このことから$b=c$となるか.
日本の競技数学では最大公約数に$(a,b)$を使わないですよね(つまり$\gcd$を省略した形) 海外ではたまに見る
最小公倍数が平方数となるような$5$つの連続した正整数は存在するか
これかなり主張が綺麗で芸術点高い
正整数$N$は$N$のすべての約数の平方和が$N(N+3)$に等しいとする.このとき$N=F_iF_j$を満たす$2$つの添字$i,j$が存在することを示せ($(F_i)_{n=1}^\infty$はフィボナッチ数列)
めっちゃ非自明
$a,b$はすべての正整数$n$に対して$b^n+n$が$a^n+n$の倍数であるような正整数とする.$a=b$を示せ
この$a^n\pm n$型,この記事ではよく出てきます
$n^2+1$が無平方となる整数$n$が無限に存在することを示せ
無平方とは平方因子を持たないことです(squarefree)
関連として${}_{2n}\text{C}_n$はすべての$n>4$に対して平方因子を持ちます へぇ〜
$712!+1$は素数か
競技数学の中で一番短い問題だと思います しらんけど
$\sqrt{\sigma(1)+\sqrt{\sigma(2)+\sqrt{\cdots +\sqrt{\sigma(n-1)+\sqrt{\sigma(n)}}}}}$が有理数となる集合$\{1,2,3,\cdots ,n\}$の置換$\sigma$が存在するような正整数$n$をすべて求めよ
見た目の圧
$n^2+1$が差が$n$である$2$つの約数を持つような正整数$n$が無限に存在することを示せ
Romania TSTは結構良問(芸術点が高いの意)が多いです
$n!=a^{n-1}+b^{n-1}+c^{n-1}$は正整数の範囲で高々有限個しか解を持たないことを示せ
この問題を提案した人によると原案は$a,b,c,n$を求めさせる問題だったらしい
正整数の無限集合$S$のうち,すべての$n\geq 1$に対して$S$の$n$個の異なる要素$x_1,x_2,\cdots ,x_n$をどのようにとっても$x_1+x_2+\cdots x_n$が平方数とならないものを一つ求めよ
AoPSを漁っていると平方数は$perfect$$square$で書かれていたのでただの$square$は平方の意味なのかな
$n$を正整数とし,その正の約数をそれぞれの和が素数となるように$2$つ組に分けることができるとする.それらの素数は異なり,$n$の約数でないことを示せ
ベルギー、オランダ、ルクセンブルクの3ヵ国をベネルクス3国という 聞き覚えがあるようなないような
任意の正整数$n\geq 2$に対して
$\displaystyle\sum_{k=2}^n\lfloor\sqrt[k]{n}\rfloor=\displaystyle\sum_{k=2}^n\lfloor\log_kn\rfloor$
を示せ
本選1番くらい?
$x!+y!=x^y$を満たす正整数の組$(x,y)$をすべて求めよ
ガチ不定方程式ですね
$a!+b!=a^b+b^a$を満たす正整数の組$(a,b)$をすべて求めよ
!?
$n^2$を$4$進法で表記したときに桁に$1$と$2$しか含まないような正整数$n$が無限に存在することを示せ
ほんとに無限にあるのか?と思ってしまう
$n^4+n^2+1$の最大の素因数が$(n+1)^4+(n+1)^2+1$の最大の素因数と等しいような正整数$n$が無限に存在することを示せ
考え中
任意の整数$n$に対して$n^m-m$が$p$で割り切れないような素数$p$が存在するとき,正整数$m$をすべて求めよ
$a^n\pm n$型その② AOPSによれば後述の問題91よりむずいらしい
$a,b$を整数とする.$a+b+c+d=0$かつ$ac+bd=0$を満たす整数$c,d$が存在する必要十分条件は$a-b$が$2ab$を割り切ることを示せ
誰か2013 Balkan MO SL のN問題全完タイムアタックしません?僕はまだ$2$完です
すべての辺の長さが同じで,すべての頂点の座標が有理数である$n$角形がある.$n$は偶数であることを示せ
正$n$角形だと思いこんでたらそうとは限らなくて話変わってきた
$n$を正整数とし,$a_1,a_2,\cdots a_n$を互いに異なる正整数とする.$\displaystyle\sum_{k=1}^n\dfrac{1}{[a_1,a_2,\cdots a_k]}<4$を示せ.
ただし$[a_1,a_2,\cdots a_k]$は$a_1,a_2,\cdots a_k$の最小公倍数である
$[a,b]$は普通に使われる記号なんでしょうか
$a,b$を正整数とする.$4ab-1$が$(4a^2-1)^2$を割り切るとき,$a=b$であることを示せ
<裏話>この問題、アレを使うことで有名な問題ですが、実は2007年のSLPにはこの問題は無く、元々は次の問題が提案されていました
2007 ISL N7
$k$を正整数とする.$(4k^2-1)^2$が$8kn-1$の形で表される約数を持つことの必要十分条件は$k$が偶数であることを示せ
$k$を正整数とし,$a_0=1,a_{n+1}=a_n+\lfloor\sqrt[k]{a_n}\rfloor$で定義される数列を考える.各$k$について,$(\sqrt[k]{a_n})$内のすべての整数からなる集合$A_k$を求めよ
この記事書くまでずっとオーストラリアだと思ってた
$a,b$を$1$より大きい異なる整数とする.$(a^n-1)(b^n-1)$が平方数とならない正整数$n$が存在することを示せ
ぱっと見いけそうですね←← ちなみに7番目(一番むずい)です
$n> 1$において,$n$は$2^{n-1}+1$を割り切らないことを示せ
へー意外 マスターデーモンを$1$ずらしただけなのに(?)
すべての整数$n$に対して$4n+1$と$kn+1$が共通の約数を持たないような$k\in\mathbb{Z}$をすべて求めよ
流石に$1$は除くと思う
$5$個以下の平方数の和として一意に表現できる自然数をすべて求めよ
P1ですが結構むずい
$1$より大きく互いに異なる$a,b,c$を用いて$\dfrac{a-1}{b}+\dfrac{b-1}{c}+\dfrac{c-1}{a}$と表せる正整数が無限に存在することを示せ
「m」って打っただけで予測変換に「無限に存在することを」が出てくるようになった
$\dfrac{a^p-a}{p}=b^2$を満たす素数$p$と自然数$b\geq 2$が存在するような最小の自然数$a\geq 2$を求めよ
「natural number」が「自然数」なの、めっちゃ直訳だなぁと感じた
$2^{561}-2,3^{561}-3,\cdots ,561^{561}-561$の最大公約数を求めよ
めっちゃOMCに出てもおかしくないですね エスパーは出来ちゃいますが...
整数$d>1,m$が与えられる.$(2^{2^k}+d,2^{2^l}+d)>m$となる整数$k>l>0$が存在することを示せ
噂の$\gcd$省略したやつです
$x,y,m,n$を
$\underbrace{x^{x^{x^{\cdot^{\cdot^x}}}}}_{m\text{times}}=\underbrace{y^{y^{y^{\cdot^{\cdot^y}}}}}_{n\text{times}}$
を満たす$1$より大きい正整数とする.このことから$m=n$となるか.
"$Remark:$This is a tetration operation, so we can also write${}^mx={^ny}$for the initial condition."と書かれていました テトレーション
$n\geq 2$を整数とする.$x_1^{x_2}=x_2^{x_3}=\cdots =x_{n-1}^{x_n}=x_n^{x_1}$を満たす正の有理数からなる数列$x_1,\cdots x_n$をすべて求めよ
非自明解あるんですかね 解いてないので気になる
$p+q+r=0$かつ$pqr=1$を満たすような$p,q,r\in\mathbb{Q}$を見つけることは可能か
海外の整数問題あるある:7割はsuch that言ってる
$0\leq a < n!$で,$n!|a^n+1$を満たす整数$a$が一意に存在するような正整数$n$をすべて求めよ
ISLってやっぱり良問なんですね
正整数の組$(m,n)$のうち,$\dfrac{a^m+b^m}{a^n+b^n}$が整数となるような$1$より大きく互いに素な整数$(a,b)$が存在するものをすべて求めよ
ここにきてようやくEuropeanのスペルを間違っていた事に気づき,今までのを全部直しています(eをiにしてた)
$a,b$を$2$つの正整数とする.$a^2+\left\lceil\dfrac{4a^2}{b}\right\rceil$は平方数でないことを示せ
一つくらい平方数でもおかしくないけど存在しないのえぐい
$a>b>1$を奇数とし,$n$を正整数とする.$b^n|a^n-1$ならば$a^b>\dfrac{3^n}{n}$を示せ
MONTにあるらしい
$x< y$を正整数とし,$P=\dfrac{x^3-y}{1+xy}$とする.$P$の取りうる整数値をすべて求めよ
China TSTも芸術点高いのが多いです.特に具体的な数値は出せないけど存在する系が多い
正整数からなる無限等差数列であって,ある$N\in\mathbb{N}$が存在して任意の素数$p>N$に対してその数列の$p$番目も素数となるものをすべて求めよ
こういう問題で$p\geq N$って書いてあるやつ見かけない
$n^n+(n+1)^{n+1}$が合成数となる正整数$n$が無限に存在することを示せ
この大会のP20を後で自分が解く用にメモしておきます
$2x^6+y^7=11$の整数解をすべて求めよ
$\phi(n)=d(n)$を満たすような$n$をすべて求めよ
これ好き
任意の自然数$k$について,$p$が$qr-k$を割り切り,$q$が$rp-k$を割り切り,$r$が$pq-k$を割り切るような異なる素数の組$(p,q,r)$が高々有限個存在することを示せ
Polishってポーランドのことだったんですね Czechはチェコ
関数$f:\mathbb{N}\rightarrow\mathbb{N}$がすべての正整数$n$に対して$f^{f^{f(n)}(n)}(n)=n$であるとき,$f$は飽和である.すべての飽和な関数$f$に対して$f^{2014}(m)=m$を満たす正整数$m$をすべて求めよ
ELMOあるある:ELMOの説明がAoPSの2015年のタイトルの下に小さく書かれているだけ
$k$以下の異なる正整数のすべての組$(m,n)$に対して$n^{n-1}+m^{m-1}$が$k$で割り切れないような整数$k\geq 2$をすべて求めよ
一日中書いていたら充電そろそろ切れそう 続きの執筆は明日の自分頑張ってくれ〜
平面上に$n\geq 3$個の点がある.$1\leq \dfrac{AB}{AC}\leq \dfrac{n+1}{n-1}$を満たす$3$点$A,B,C$が存在することを示せ
唐突な幾何(なのかな?) ちなみにまだ今日の僕です
$a,b,c$を$a< b< c< a+b$を満たす正整数とする.$c(a-1)+b$は$c(b-1)+a$を割り切らないことを示せ
こういう一次(各変数に対して)の整数問題で難しいのを作れるのはほんとにすごいと思った
$d$を任意の正整数とするとき,$d(n!)-1$が合成数となる正整数$n$が無限に存在することを示せ
この$d(n!)$は関数ではないですよ
すべての正整数$n\geq 2$に対して,$2^n-1$は$3^n-1$を割り切らないことを示せ
これも意外だった
すべての非負整数$n$に対し,$x^2+y^2+z^2=3^{2^n}$を満たし$\gcd(x,y,z)=1$となる整数$x,y,z$が存在することを示せ
出たこのチェコポーランドスロバキアマッチ
$m,n\geq 3$を奇数の正整数とする.$2^m-1$は$3^n-1$を割り切らないことを示せ
P56を少し考察すればこの問題が完全上位互換
$n$と互いに素な$n$以下のすべての正整数が素べきとなるような正整数$n$をすべて求めよ
Romaniaの代表選考合宿一日$3$問じゃないの紛らわしすぎる
$a_1,a_2,\cdots ,a_n,\cdots$を任意のすべての正整数の置換とする.$\gcd(a_i,a_{i+1})\leq \dfrac{3}{4}i$となる正整数$i$が無限に存在することを示せ
すべての正整数の置換とかいうパワーワード キリがいいので続きは明日の自分に託します
$\lfloor\sqrt{3}d(n)\rfloor$が$n$を割り切るような正整数$n$が無限に存在することを示せ
明日の自分です 終わるかな〜
$p|2^{q-1}-1$かつ$q|2^{p-1}-1$となる素数の組$(p,q)$が無限に存在することを示せ
解いてないので分からないが拡張出来そう
a)以下の性質を持つ正整数$g$をすべて求めよ:
各奇素数$p$に対して$p$が$g^n-n$と$g^{n+1}-(n+1)$を割り切るような正整数$n$が存在する
b)以下の性質を持つ正整数$g$をすべて求めよ:
各奇素数$p$に対して$p$が$g^n-n^2$と$g^{n+1}-(n+1)^2$を割り切るような正整数$n$が存在する
$a^n\pm n$型③こちら側からするとコピペするだけなので楽
$p^{q-1}-q^{p-1}=4n^2$を満たす異なる素数$p,q$と正整数$n$は存在しないことを示せ
2013 Balkan MO Shortlist N問題あるある:全部一行問題
$p^{q-1}-q^{p-1}=4n^3$を満たす異なる素数$p,q$と正整数$n$は存在しないことを示せ
多分同じ国がこの$2$問を提案したんですがどちらも採用されず可哀想でした
$p< q< r< s$である素数の組$(p,q,r,s)$であって,$p^s-r^q=3$をみたすものをすべて求めよ
Japan TSTあるある:Contest CollectionsのTST欄に載っていない
ちょうど$3$つの格子点を通る円の半径の最小値を求めよ
唐突な幾何2 どんくらいだと思いますか?
以下の性質を持つ正整数$n$をすべて求め,条件を満たすことを証明せよ:正の約数をちょうど$n$個持つ$n$の倍数が高々有限個しかない
こう見るとコンテストってめっちゃあるんですね(今更)
整数$n>1$は以下の性質を持つ:すべての$n$の(正の)約数$d$に対して,$d+1$が$n+1$の約数である.$n$は素数であることを示せ
BAMOはUSA Contests→Other Middle and High School Contestsから見れます
$\displaystyle\prod_{i=1}^n(i^3+1)=m^2$を満たす整数$1\leq m,1\leq n\leq 2009$をすべて求めよ
OMCにありそう2
$\dfrac{5^{125}-1}{5^{25}-1}$は合成数であることを示せ
ISL最短の問題 しらんけど
$\sqrt{3}=1.b_1b_2b_3\cdots _{(2)}$を$\sqrt{3}$の$2$進表現とする.任意の正整数$n$に対して$b_n,b_{n+1},\cdots ,b_{2n}$の少なくとも$1$つは$1$に等しいことを示せ
任意の$\sqrt{p}$について成り立つんですかね
$p|q^r+1,q|r^p+1,r|p^q+1$となる素数の順序付いた組$(p,q,r)$をすべて求めよ
こういう議論好き 解いてないけど
$10$進法で$n-1$桁が$1$であり$1$桁が$7$であるすべての自然数が素数であるような自然数$n$をすべて求めよ
Longlistでは98番目でした むずすぎ
$3^a-5^b=2$を満たす整数$a,b$をすべて求めよ
誤読に気をつけようね
$2^a-5^b=3$を満たす正整数$a,b$をすべて求めよ
2年ぶりの再会
$k$を非負整数,$m$を奇数の自然数とする.$m^n+n^m$が少なくとも$k$個の異なる素因数を持つような自然数$n$が存在することを示せ
Romania TST流石に載せ過ぎな気がしているが許してください
$5^n$が$10$進法で$0$が$6$個連続するような正整数$n<10^6$が存在することを示せ
USAJMOあるある:2020年がUSOJMO
正整数$n$の正の約数$d$すべてに対して$d+2$が素数であるとき,$n$は$funny$な数である.正の約数の個数が最大となる$funny$な数をすべて求めよ
$405$ではないですよ
$d_1,d_2,\cdots ,d_r$を$n$の正の約数とし,$1=d_1< d_2<\cdots < d_r=n$とする.$(d_7)^2+(d_{15})^2=(d_{16})^2$のとき,$d_{17}$のとりうる値をすべて求めよ
OMCにありそう3 The 求値みたいな問題もTSTで出されるんですね
$3^m+1$と$3^n+1$がともに$mn$で割り切れるような正整数$m,n$をすべて求めよ
そろそろ書くことがなくなってきています
任意の有理数は和が$0$となる$4$つの有理数の積で表せることを示せ
ええなんだそれ こんなん成り立つのか
任意の正整数$m,n$に対して$2^k-m$が少なくとも$n$個の異なる素因数を持つ正整数$k$が常に存在することを示せ
Chinaこういうの多い
$3^x+4^y=5^z$の正整数解$x,y,z$をすべて求めよ
僕は見たことあったんですがこれISL出典だったんですね
自然数に対して定義され自然数値を取りうる関数$f$であって,すべての$n\in\mathbb{N}$とすべての素数$p$に対して
$(f(n))^p\equiv n\space (mod f(p))$
を満たすものをすべて求めよ
ありそうで無かったやつ
すべての正整数$n$に対して$a$が$b^n-n$を割り切らないような正整数$a,b$は存在するか
$a^n\pm n$型④
$n$が$2^n$を割り切り,$n-1$が$2^n-1$を割り切り,$n-2$が$2^n-2$を割り切るような正整数$n<10^{100}$をすべて求めよ
Putnamから一問 $n=1,2$は?というツッコミはなしで
$p^{q+1}+q^{p+1}$が平方数となる素数の組$(p,q)$をすべて求めよ
こういう問題大体最初(ネタバレ)が刺さりがち そういえば言及を一文字にしたやつなんて打てば出てきますか
$p$を奇素数とする.$\sqrt{2p}-\sqrt{x}-\sqrt{y}$が非負実数の中で最小の値を取るときの正整数$x,y$を求めよ
奇素数の条件が意味不すぎる
ISLあるある:1995年だけ分野が"Algebra"と"Geometry"と"NT,Combs"と"sequences"になってる
ある平面に正十二面体の頂点がないとき,その平面が正十二面体と交差する辺は最大でいくつあるか
唐突な幾何③ dodecahedronとか人生で初めて見た
$p$を素数とする.すべての正整数$n$に対して$n^p-p$が$q$で割り切れないような素数$q$が存在することを示せ
$a^n\pm n$型⑤
$\dfrac{(a+1)^n-a^n}{n}$が整数となる正整数の組$(a,n)$をすべて求めよ
長すぎて重くなってきた 残り$8$問なので頑張れ〜
$n$の各桁が$5$より大きく,$n^2$の各桁が$5$より小さいような正整数$n$は存在するか
International Olympiad of Metropolisesです
$n^n+1$が完全数となるような正整数$n$を求めよ
作問者絶対「$28=3^3+1$じゃん!他にもあるのかな?」で作っただろ
整数$n\geq k\geq 0$に対し,$bibinomial$ $coefficient(\binom{n}{k})$を以下で定義する.
$(\binom{n}{k})=\dfrac{n!!}{k!!(n-k)!!}$
正整数の組$(n,k)$のうち,それに対応する$bibinominal$$coefficient$が整数となるものをすべて求めよ
bibinominal coefficientの訳が二項係数なので英語のままにした
$n\geq 2$を正整数とし,$\sigma(n)$を$n$の正の約数の和とする.$n$と互いに素な正整数のうち$n$番目に小さいものは$\sigma(n)$以上であることを示し,また等しくなるときの$n$を求めよ
意外と今まで約数関数$\sigma(n)$が出てきていなかったという
すべての有理数$x,y$に対して$x-\dfrac{1}{x}+y-\dfrac{1}{y}=4$は成り立たないことを示せ
既視感がある人は多分OMC018(F)のこと
$1$と$-1$からなる数列$a_1,a_2,\cdots ,a_n$であって$a_1\cdot 1^2+a_2\cdot 2^2+\cdots +a_n\cdot n^2=0$を満たすものが存在するような正整数$n$をすべて求めよ
つまり$n^2$までの平方数を足し引きして$0$にすることができる$n$
すべての頂点間の距離が整数となる六角形$ABCDEF$が存在することを示せ
唐突な幾何④ ほんとに存在するんか?
$1000!$の末尾には$0$がいくつ並びますか?
ただの典型問題じゃん...と思った方、これを英訳すると...?
"How many zeros are at the end of $1000!?$"
驚いてるみたいでちょっと面白くないですか?
ここまで読んでくださった方、本当にお疲れ様でした!(かなり長くなってしまいすみません...)
みなさんのお気に入りの問題は見つかりましたか?僕のお気に入りは$n^2+1$が無平方のやつです
これを機に整数を好きになっていただけたら嬉しいです
今回の記事は以上です 来年もよろしくお願いします〜