depth1のAMZV
depth1,2の反復積分表示
AMZVの反復積分表示を構成する.
である.
とすると,
両辺をで割ってからまで積分すると,
とすると,
両辺をで割ってからまで積分する操作を繰り返し,
とすると,
次に,両辺をで割ってからまで積分してみよう.
右辺は次のようになる.ただしとする.
適宜変数を書き換えた.そして両辺をで割ってからまで積分する操作を繰り返し,
とすると,
両辺で割る代わりにで割ってみる.右辺はのもとで,
適宜変数を書き換えた.そして両辺をで割ってからまで積分する操作を繰り返し,
とすると,
の反復積分表示からで割ってから積分してみよう.
だったから,総和はこうなる.
つまり色々すっとばして最終的に,
ここで,反復積分表示の略記を導入する.
観察してみると,は一つ前のあるいはを反転させているようだ.もっとも,depth2までしか確認してないので,確実ではないが.
ではdepth3以降も見よう.
あるいはについてインデックスを一つ追加する操作を行う.
追加操作
1個目
まず級数
について,
-
- で割ってからまで積分する
- 最初にで割り以下同様
とする.
1の操作
で割ってからまで積分する
で割ってからまで積分する操作を繰り返す
とする
よって,積分表示と対応させると,
である.
2の操作
で割ってからまで積分する
で割ってからまで積分する操作を繰り返す
とする
よって,積分表示と対応させると,
である.
2個目
次に級数
について,
-
- で割ってからまで積分する
- 最初にで割り以下同様
とする.
1の操作
で割ってからまで積分する
で割ってからまで積分する操作を繰り返す
とする
よって,積分表示と対応させると,
である.
2の操作
で割ってからまで積分する
で割ってからまで積分する操作を繰り返す
とする
よって,積分表示と対応させると,
である.
結果
まとめると,こうである.
まあ,予想通りというか,反復積分表示における,は前のあるいはを反転させるような作用があるようだ.
なので,AMZVと反復積分表示は左から対応させると良さそうだ.