こんにちは!ゆきたそといいます.現在高校一年生で,高校数学を主に勉強しています.今回が初投稿です.インパクトが弱いかもしれませんが,Mathlogにはあまり高校数学の解説がないなと思ったので,入試問題を紹介しようと思いました.
一発目の問題はこれです!どうでしたか?解けましたか?抽象的な問題で,すぐにひらめくことは難しいと思います.まず,問題文の解釈から始めましょう.
互いに素⇒Euclidの互除法
まず,この二つが出ると思うのですが,これらは有効打にはなりません(実際に試してみるとわかると思います).なぜなら,調べる個数が多すぎるのと,具体的な値が出ていないからです.では,具体的な値とは何か?それはもちろん,
です.これの約数とは,
ではここで実験です.
で,
次に,
で,
もういいですね,次のことを示せばよい,ということになります.
「
これを解答中で示せば,†証明完了†となります.
証明を以下に与える.
の分子の()で囲まれた
従って,題意は示された.(終)
次の条件を満たす組
条件(A):
いかの問いに答えよ.
二発目はこれです!見るからにボリューミー!この問題は,ほんとうに,すごいです.何がすごいというと,無限に存在するという,すごくすごい結果を受験生たちに証明させようとしていることです.
(3)だけ出ると難しいですが,(1),(2)という美しい誘導がついているおかげで,受験で出せるレベルまで難易度を下げています.完答できれば,差のつく良問です(一高校生が言うのははばかられますが).
無限に存在する,とはどう証明するのでしょう?(2)を見る限り数学的帰納法を使うのかな,と推測できます(事実,この問題の山場は(2)です).でも,このタイプの数学的帰納法には名前がついています.その名前とは,無限降下法です.
出典はわからないのですが,無限降下法の例として,こんなものがあります.
(2)の解答のみ与えておきます.
まず,
となる.ここで,
こんな感じです.これが無限降下法の考え方で,Fermatの最終定理の
さて,問題の(2)に戻りましょう.まぁ,難しくないんですけどね.ただ単に
となり,
従って,
これを二番目の式に代入すると,
となり,
が成立し,この下で,
を満足する
今,
であり,
となり,
として定めると,
故に,条件(A)を満足する組
初見での感想は,どっから手を付けていいかわかんねぇぇぇぇぇでした.見た感じ,「素数」という漠然とした条件しか与えられていないので,具体的な方針が立ちにくいです.しかし,「素数」という条件は絞り込みにおいて非常に大きな威力を発揮することがあります.こういう具体値がない素数がらみの問題は,まず
と突破口が開くことが多いです.この一橋の問題は,それらすべてが凝縮されている,良問だと思います.
さて,解説に入るのですが,
解いてみたい方は一度解いてみてください.次の行から解答が始まります.
と解る.
素数
ここで,
であり,
となる.これは
大好きな入試問題の紹介でしたが,いかがだったでしょうか?(NAVERまとめ並感)今後も機会があれば高校数学の記事を書いていこうと思っているので,ぜひ読んでくださるとうれしいです.
最後までお読みいただき,ありがとうございました.