ここでは東大数理の修士課程の院試の2025B04の解答例を解説していきます。解答例はあくまでも例なので、最短・最易の解答とは限らないことにご注意ください。またこの解答を信じきってしまったことで起こった不利益に関しては一切の責任を負いませんので、参照する際は慎重に慎重を重ねて議論を追ってからご参照ください。また誤り・不適切な記述・非自明な箇所などがあればコメントで指摘していただけると幸いです。
体
とする。次の問いに解答しなさい。
(1)
(2)
(3)
以下の答案では、基礎体を明言せずに「ガロア拡大」「ガロアである」などいった場合、全て
(1) まず
が従う。よって
の最小分解体なので、ガロアである。次に
である。
(2)
で定義される
をとる。まず
である。
を持つ。この元の位数は全て
である。よって列挙に当たっては、互いに一致しない
とおく。これらは全て
(a)
(b)
(c)
(d)
(e)
以上から
(3) (2)で挙げた群
である。ここで
を取ったとき、
は位数の同じ群の間の全射準同型を定めているから同型であり、よって
になることがわかる。