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Hermite多項式, Laguerre多項式の乗法公式

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Hermite多項式を以下のように定義する.
Hn(x):=n!0k(1)kk!(n2k)!(2x)n2k

Hermite多項式の乗法公式

Hn(λx)=n!0k(λ21)kλn2kk!(n2k)!Hn2k(x)

母関数を考えると,
0ntnn!Hn(λx)=e2λtxt2=e2λtxλ2t2+(λ21)t2=0n(λt)nn!Hn(x)0m(λ21)mm!t2m
であるから, 両辺のtnの係数を比較して定理を得る.

Ln(a)(x):=(a+1)nn!k=0n(n)kk!(a+1)kxk

Laguerre多項式の乗法公式

Ln(a)(λx)=(a+1)nk=0nλk(1λ)nk(a+1)k(nk)!Lk(a)(x)

母関数を考えると,
0nLn(a)(λx)(a+1)ntn=0ntnk=0n1k!(a+1)k(nk)!(λx)k=et0k(λxt)kk!(a+1)k=e(1λ)teλt0k(x(λt))kk!(a+1)k=0m(1λ)mm!tm0nLn(a)(x)(a+1)n(λt)n
両辺のtnの係数を比較して定理を得る.

このような乗法公式がどこまで一般化されるのかを考えてみるのも面白そうだ.

投稿日:329
更新日:329
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Wataru
Wataru
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超幾何関数, 直交関数, 多重ゼータ値などに興味があります

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