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「数学オリンピックチャンピオンの美しい解き方」に出てくる、整数の練習問題その5

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「数学オリンピックチャンピオンの美しい解き方」に出てくる、整数の練習問題その5

問題

pを素数、kpで割り切れない正の整数とする。
1k+2k+3k++(p1)kpで割り切れる、または割り切れないことを示せ。

答案

帰納法。
項が一つしかない時、0は全ての数で割り切れるので成り立つ。

背理法を使う。
1k+2k+3k++(p1)k=npの時
1k+2k+3k++pk=n(p+1)であればよい。
下の式から上の式の両辺を引いて
pk=n
両辺にpを掛けると
pk+1=np=1k+2k+3k++(p1)k
pk+1=1k+2k+3k++(p1)k
これは全てのkにおいて常に成り立つ式ではない。
よって題意の反証が示された。

投稿日:202359
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