今回は
まず,
確率変数
は,自由度
さらに,このときの
とかけるのだった.
これを用いて,
まず,直ちに
が分かる.
したがって,
(さらに,このことから
確率変数Xの中央値とは,
を満たす実数
次に,
符号を司る部分は
だが,括弧部は常に正ゆえ,実際に着目すべきは
したがって,
同時に,
よって,
[-4,4]で描いた自由度3のt分布のグラフ
描画に用いたRのコードは後述.
まず,
(3.6.2)式で書ける確率密度関数が,
まず,
次に,スターリングの公式(下に記載)を用いると,十分大きな
が成り立つ.
以上より,
と分かり,題意を得る.
①準備
まず,
とかける.
ここに,(3.3.8)式(下に記載)から得られる
を代入すると,
②平均を求める
③分散を求める
確率変数
n
平均が定義されない
先ほどの図1を描くのに用いたコードは以下.
グラフ描画
数列tを生成した後,それを自由度
また,以下の2つのコマンドも有用である.
その他のコマンド
上段では,
下段では,自由度
これまで見てきたように,
つまり,自由度を定めれば,各パーセント点が与えられる.
これを用いて,
Rで作るt分布表
ここでは,
確率変数
は,自由度
このときの
とかける.
確率変数を
最後に,(3.6.6)式の導出を行う.
定義にあるように,確率変数
求める
を考えると,
は
に写る.
また,
以上より,
したがって,
さいごに,
とおけば,
上で求めた平均と分散を用いて,歪度と尖度を求める.
以下,定義にあるように,確率変数
先に示した通り,
下の定理を用いると,歪度と尖度はそれぞれ
確率変数
さらに,自由度