ここでは東大数理の修士課程の院試の2022B11の解答例を解説していきます。解答例はあくまでも例なので、最短・最易の解答とは限らないことにご注意ください。またこの解答を信じきってしまったことで起こった不利益に関しては一切の責任を負いませんので、参照する際は慎重に慎重を重ねて議論を追ってからご参照ください。また誤り・不適切な記述・非自明な箇所などがあればコメントで指摘していただけると幸いです。
非負実数列
を考える。このとき
この問題の全有界性を示すパートは
ここ
に良さげな議論があったので参考にというかほぼパクリしました。
充分性から示す。まず実数
を満たしていることが従う。ここで
を満たすようにとる。ここで有限集合
と定める。いま任意の
つまり
である。よって
次に必要性を示す。
とおく。このとき