極座標
複素数を極座標で表すことで、以外の数字をに表すことができます。
それは、
というものです。ここで、としています。この表示にするためにはという条件が必要十分です。と書くことにします。
、としたとき、
となります。つまり、極座標表示にしてしまえば積の計算がやりやすくなるのです。ですからね。
このことから、ド・モアブルの定理:
が分かります。これは倍角の定理とか導出するのに使えますね。この記事では倍角の定理だけ書いておきます。
ド・モアブルの定理を使えば、複素数の乗根を求めるのも楽々ですね。
幾何学的表示
()という表示から、複素数を平面として見ることができそうですね。というわけで、という対応を考えることができます。
(以下雑談)ちなみに、もし、()と表示してみると、円錐で複素数を表示していることになります。この表示だと、極座標ではが特異的なのが目に見えるのでいいかな~と。もちろん、平面の場合の()と等価です。(雑談終わり)