ここでは東大数理の修士課程の院試の2011B07の解答例を解説していきます。解答例はあくまでも例なので、最短・最易の解答とは限らないことにご注意ください。またこの解答を信じきってしまったことで起こった不利益に関しては一切の責任を負いませんので、参照する際は慎重に慎重を重ねて議論を追ってからご参照ください。また誤り・不適切な記述・非自明な箇所などがあればコメントで指摘していただけると幸いです。
S3を3次元球面、Mを2次元多様体とし、y0をM上の点とする。C∞写像F:S3×R→MをF(S3×{0})={y0}を満たすものとする。またC∞写像g:S3→S3×Rx↦(x,1)をとり、f:=F∘g:S3→Mとおく。αをM上の2形式、βをS3上の1形式で、dβ=f∗αを満たすようなものとする。以下の問いに解答しなさい。
但し解答を書くに当たって、S3×Rのドラムコホモロジー群がHdRi(S3×R)={R(i=0,3)0(othewise)であることは証明なしに用いて良い。
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