こんにちは、itouです。この記事はD.Dummit,R.Foote著「Abstract Algebra」の勉強ノートです。シリーズでやっていこうと思います。この本はpdfで落ちてます。今回はPreliminariesの内容のまとめです。
群、環、体の理論を通してガロア理論の理解を目指します。多項式の最小分解体とその中間体、ガロア群とその部分群の間の一対一対応(ガロア対応)を理解するのが大事らしいので、そこを目指して記事を書いていく所存です。
本全体で使われている用語、記法の解説です。
英語 | 日本語 |
---|---|
set | 集合 |
subgroup(subset) | 部分集合 |
intersection | 共通部分 |
order | 位数 |
lies in~ | ~に含まれる |
direct product (Cartesian product) | 直積 |
map | 写像 |
domain of f | fの始域 |
codomain of f | fの余域 |
image | 像 |
inverse image(preimage image) | 逆像 |
fiber | ファイバー(写像fのよる{b}の逆像) |
composite map | 合成写像 |
injection | 単射 |
surjection | 全射 |
bijection | 全単射 |
identity map | 恒等写像(idと書かれることもある) |
proposition | 命題 |
if and only if | 必要十分 |
permutation | 順列、置換 |
restriction | 制限 |
binary relation | 二項関係 |
partition | 分割 |
reflexive | 反射律 |
symmetric | 対称律 |
transitive | 推移律 |
equivalence relation | 同値関係 |
equivalence class | 同値類 |
representative | 代表 |
partition | 分割 |
いくつか重要なポイントをまとめます。
・二項関係とは、集合の元にこういう関係があればうれしいよね、という関係を定めたものです。その中でも合同式が一番大事で一番出てきます。
・同値類はたとえば$mod \ p $で整数を分けたときに、分けられた$p$個の集合をまとめて扱おうという概念です。この「集合から新しく集合を作る」という操作は重要で、もとの集合を理解しやすくなる効用があります。
以上準備回でした。わりと英単語調べるの大変ですね、、演習問題が大量にあるので、ちょっとずつやっていこうと思います。
ここまで読んで下さりありがとうございました。誤植、間違い等あればご指摘お願いします。