JMO:日本数学オリンピック
APMO:アジア太平洋数学オリンピック
TST:代表選考合宿
春合宿:日本のTST
IMO:国際数学オリンピック
2024年のJMO,APMO,春合宿,IMOについてのネタバレがあります.
IMOも終わったし誰かの心臓ためになれたならってことで適当に書いていこうと思います.(建前)
小学四年生のときに灘中の幾何の問題を見て、面白いと感じたのが始まりだったかなと思います。(多分そこからOMCまでは算数幾何と受験数学しかしてない)算オリも広中も本選落ちしかしてないです。
中三の三月からOMCを始めました(スマホ買ってもらった)
高一の一月から記述を始めました(予選通してもらった)
2023の春終わってからのお話です.2023春までは運が良かっただけの一般人だと思ってるので,あんまり書くことないと思ってます.ただ,そこで得た人脈と感じた無力感ってのはかなり一年間のやる気や勉強の効率化につながった気がします.なのでまぁ,知ってる強い人にアドバイスを積極的にもらいにいくとかどこかのなんらかでボコボコにされるとか(心が折れるなどすると本末転倒なので加減は知りましょう.)やってみるといいんじゃないでしょうか.
問題を解くときは「楽にやろう」の精神でいました.「この解法面倒だな~」と思ったときは「もっと楽なやり方があるんじゃないか」と。Cで答えと大きく違ってもいいからとりあえず上と下から何かで抑えようとするモチベーションが大分役に立ったのでそれも.
ここから本題に入ります.まぁ、何を練習に使ったかって話です.
これは2022とかからずっとやってました.証明系の問題があんまりなかったり解が自明なものがなかったりと本選以降よりは予選対策よりの問題が多い印象ですが,予選1~12までの幅広い難易度をカバーしていて,かつメジャーな知識も多く載っているので,いい経験でした.
不等式は飛ばそう!重み付きと凸を知っとけば結構十分なんじゃないでしょうか.その次にSchur,Muirhead,並び替えとかですかね.
Art of Problem Solving
:世界中のコンテストの過去問及び解説を見ることができます.全て英語となっております.
SLP,USAMO,ELMO,USAとChinaのTSTなどをおすすめしておきます.あとMEMOとAPMOとEGMOとCanadaNOと...
Mathlog
:偉大な先駆者たちの記事が見れます.多くの知識が含まれています.
(和田杯の責任者をやっていたこともあり,)作問はよくやっていました.「この問題,こうすればどうなるんだろう?」「こういう問題って解けるのかな?」はとても大事だと思っています.ただ,質の良い問題はある程度の経験があった方が作られやすいので,まずは獲得とかをやるといいんじゃないでしょうか.私は基本的に「適当に作ってみる」➡「解く」のプロセスで作問してます.
予選はOMCでなんとかなります.
本選は上に書いてある対策をしましょう.(とはいっても私もいろいろあって落ちたと思い込んで落ち込んでました.こういうときに励ましてくれる友達は大事です.)
IMOを目指すなら特別な対策をするよりはそのあとの春合宿に向けた勉強をすべきです.ただAPMOの国内順位及び得点は春合宿中に公開される(2024は最終日の試験が終わった後)らしいので,春合宿中にいい知らせを聞いてやる気が上がるという面ではいいかもしれません.
でもさすがに春合宿の勉強をすべきだと思います.それで充分APMOへの力はつくはずです.
APMOができなくても春合宿もできないとは限りません.APMOの結果がふるわなかった日本代表もいます.自信を持つことが最も大切です.
N4,のように書かれてるのはSLPの話です.
今回はDay4の出来を誰にも言わないようにしようって決めてました.これは何らかの作戦とかではなく、ただの悪戯です.
1.$a_{n+c}=2a_{n+1}-a_n$をみたす正整数列($c\geq 2$)
2.G6
3.グラフの問題
生きても死んでも二完だろうと思いました.実際1,2はすぐ解いて,残り三時間くらいを3に回しました.しばらく手を動かして,「なんでもいいけどせめて定数ではない下からの評価をしたい」というモチベーションが立ち,すると構成を見つけることができました.
4.G2
5.N8(!?)
6.$2^a3^b+4^c5^d=2^b3^a+4^c5^d$
GANで,しかもAがFEで済んだので大分気持ちが楽になりながらやりました...が、解けない.5も6も解けない.どうでもよさそうな進捗が無数に出てくる.でもよさげな進捗もいくつか埋めたし周りに聞いた感じあんまりできてない感じあったのでほっとしました.
7.C2
8.$f(x,y)^2+f(y^4,z)+2xy^4z$が平方数
9.A7
2完を目標にした. 9が解けなくても8がFEなので希望があるなという気分に. とりあえず7を考察した. が, 何故か解けない. 1,2時間粘って分からなかったので気分転換に9を考察. 無理. 8にも目を通す. これも素数以外の議論が上手く回らず. とりあえず7を解かねば... が, 解けない. 解けない. 解けない. 解けた(試験開始4時間後). せめてなんらかで抑えようと思っていたら構成も思いつけた.なんで沼ったのかはよく分からない. しかも何か議論に不備があって1点減点されてた. 試験終了後ほとんどみんな8,9が解けてなかった事を知ったときは本当に安心した. もし7が別の日に出ていたら詰んでいたかも知れない. 7を難しいと言ってくれる人が多くて嬉しかった(逆に最終日の組み合わせへのプレッシャーが増えた())ここまであまり差がつかなかったので最終日が勝負の分かれ目になりそうという感じだった.
(
コピペ元:じゅんにーさんの記事
)
10.N5
11.C4
12.オリジナルG
やばい、できない、やばい。去年のトラウマ(最終日0完)が蘇る。一時間くらいで10を解いて、とりあえず一息.だが11も12もできない。そのまま終わってしまう。
終わった後、APMOの点数と国内順位を知れて、最悪落ちても一位とったから精神衛生は保たれるかなと。
自分の中では通ったかどうかかなり分からないなー、といった感じでした.(楽観主義なのでなんとかなるかなとは思っていたけど)部分点を結構とったつもりでいたので,それ次第だなーと。実際$671721620720=40$でボーダーで通った(A8C9G14N9)ので、部分点のあがきに敬礼.
春の言及禁止があるので喜んじゃダメかなとか、そこまではさすがにないかなとか思いながら,研鑽をしていきます.
楽しかったです.第二回で自称一完(嘘だと思ってた1があってたみたいで2完でした)するなど苦戦もしましたが,過去の代表が選んでいるだけあってクオリティが良く楽しめました.二年後作る側になるってマジっすか
得意なはずの二番級Nで転んで茂みに入ってしまい3点などしましたが,強化合宿は縮小版夏季セミナーみたいなものです。楽しいです.
シャワーが別室のシャワールームだったりと本番の設備の練習にもなったのかな?どうだろう
ターボ君!?5はもちろんのこと2も許していいものだろうか(TSTなら許せるレベルか)
どうやら私は嘘をつくのが得意らしく、2,3で嘘を並べて$750$
二日目は5で誤読をしたが(故に私に5を許さない資格があるのかは疑問である)そのおかげで6に時間をかけることができて$703$
ボーダー22ぴったし銀メダルで喜怒哀楽いろいろあったけど感情の重心が0だったような、、、多分これがベストだったと思う。
観光はめっちゃ楽しかったです!!!やっぱ元気にやんないと損ですからねこういうのは!無理やりにでも元気は出すものです!!(しんどかったらやんなくてもいいんですよ、得意不得意ありますから)
やっぱり競技数学はやめられないですね.大学内容についてはまだほとんど触れられていないので,しっかり触れていきたいなと思っています.
あと自分の持ってる情報とかは積極的に発散していこうと思います.ばいばーい