どうもこんにちは、🐟️🍊みかん🍊🐟️です。今回は個人的に好きな話題、Riemannゼータ関数の
一班手頃なのがCauchyの主値を用いる方法です。まず、ゼータ関数は、Stieltjes定数を用いて次のようにLeurant展開されます。
証明はここでは省略しますが、これにより
次の関数を定義します。
右辺の和が古典的な意味で収束するとき、
名前の由来はMercator級数の積分表示からきていますが、本記事では
のように計算することもできます。(これ以上計算する気力はありませんでした)(誰かやって...😭)
さて、もとの定義をDigamma関数を用いて計算することを考えます。
厳密な理論は(長ったらしいので)書きませんが、本来はHankel積分路を利用するなどして解析接続するような動作が必要になります。面倒なのでここでは記事にしません。(まず図を入れるのが面倒...)ここで、両辺
と計算されるので、両辺に
を形式的に求めることができました。(解析接続自体の等式は先に述べた形で大方あっていますが、
非常に直感的な導出にも関わらず、先のと同じ値が出てきましたね。不思議ですね。
結果的に、次の積分等式が成立します。(初めから解析接続たあとのことを考えているので、積分の収束性については一旦パス)
計算ミスしてたらすみません。従って、RMTを逆に利用することで次の級数展開を得ます。
この結果は大まかにみれば既知ですね。しかし、明らかに
本記事では調和級数に対して無理矢理有限値を与えるということをしてみました。不可解な解析接続で得られる等式はいくつかありますが、個人的に好きなものはこれです。上手く考えると「確かに直感的にもそうかも...」みたいなやり方もあるみたいなので少し考えてみても面白いかもしれません。
解析接続を施した後の結果は「等式ではない」とする人が多いですが、このような和の正規化については僕の数学力を越えるくらいかなり深い理論が形成されていて、どうやら無理矢理正当化するような議論が展開されていたりするみたいですね。
この記事で、和空間のような強力な理論をもってしても正当化できないとか、解析接続した結果に合致しない、Collatz予想の反例等ありましたらお知らせください。