フォン・ノイマンエントロピーとシャノンエントロピー関係について説明する。まずはじめにそれぞれの定義をおさらいしよう。
フォン・ノイマンエントロピー
シャノン・エントロピーとは確率変数
フォンノイマンエントロピーは量子状態におけるシャノンエントロピーである。実際に密度演算子を固有値分解することでシャノンエントロピーの形式に戻すことができる。
導出過程に必要な定義や公式について整理する。
密度演算子とは以下を満たす演算子のことである
この密度演算子を固有値分解してあげた形が以下である。
正規演算子
になる。
これのイメージとしては関数は固有値にしか反応しないことを意味する。
この演算子の関数より
トレースの性質としていかが成り立つ。
したがって、フォンノイマンエントロピーからシャノンエントロピーを導出できた。