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logの逆数のテイラー展開とスターリング数

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対数関数のn乗の逆数のテイラー展開をします。

1log(x)n=1Γ(n)m=0k=0m(1)m[mk]Γ(n+k)m!log(α)n+k(xα1)m

α1,0, nZ0

今回の方法だと、スターリング数が出てくる理由が結構分かりやすいかも。

本題

そのまんま微分しまくっても良いけど、
今回では、積分表示でxの多項式っぽく変形し、微分しやすくする。

0tn1xtdt=(1)nΓ(n)log(x)n

ガンマ関数で、
t=log(x)u,dt=log(x)du
と、置換する

Γ(n)=0ettn1dt
=(1)nlog(x)n0xuun1dt

これで積分部分について解けば得られる。

  

よってこれを微分してく。
ガンマ関数は広義一様収束するので順序変更可

((1)nΓ(n)log(x)n)=0tn1txt1dt

((1)nΓ(n)log(x)n)=0tn1t(t1)xt2dt

((1)nΓ(n)log(x)n)=0tn1t(t1)(t2)xt3dt

 

もう分かると思うが、これは

dmdxm((1)nΓ(n)log(x)n)=0tn1(t(t1)(t2)(tm+1))xtmdt

となっている。
被積分関数の大きな括弧の中は下降階乗冪なので、第一種スターリング数を使って書くことができる。(二項定理みたく、ただ展開するだけ)

そうすると

dmdxm((1)nΓ(n)log(x)n)
=0tn1(k=0m(1)m+k[mk]tk)xtmdt

変形してく

=0(k=0mxm(1)m+k[mk]tn+k1xt)dt

=k=0mxm(1)m+k[mk](1)n+kΓ(n+k)log(x)n+k

=(1)nk=0m(x)m[mk]Γ(n+k)log(x)n+k

 

x=αで、指数型母関数に突っ込めば、αでのテイラー展開になる。

ちょっと整理すれば

1log(x)n=1Γ(n)m=0k=0m(1)m[mk]Γ(n+k)m!log(α)n+k(xα1)m

終わり。

特に、n=1,α=e とし、
xe倍する とすっきりする。

1log(x)+1=m=0k=0m(1)m[mk]k!m!(x1)m

 

今回はここまで
間違い等あれば指摘ください。

投稿日:20241216
更新日:20241216
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kanalysis
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