実定数aで|a|≠1であるようなものと正整数nをとる。積分In=∫02πcos(nθ)1−2acosθ+a2dθを計算しなさい。
まずa≠0の場合を考える。Cを単位円上に反時計回りの向きを入れた経路とする。置換積分によりIn=12∫Ceinθ+e−inθ1−a(eiθ+e−iθ)+a2dθ=12∫Czn+z−n1−a(z+z−1)+a2dziz=−i2∫Czn+z−n(1+a2)z−a(z2+1)dz=i2a∫Czn+z−nz2−(a+a−1)z+1dz=i2a∫Czn+z−n(z−a)(z−a−1)dz=i2a∫Cz2n+1zn(z−a)(z−a−1)dzである。ここで被積分関数のa,a−1に於ける留数はan+a−na−a−1an+a−na−1−aである。一方z=0に於ける留数はResz=01+z2nzn(∑j=0∞zjaj+1)(∑j=0∞aj+1zj)=(an−1+an−3+an−5+⋯+a−(n−3)+a−(n−1))=an−a−na−a−1である。以上の議論と留数定理から、0<|a|<1のとき積分値は−πa(an+a−na−a−1+an−a−na−a−1)=2πan1−a2である一方、|a|>1のときは−πa(−an+a−na−a−1+an−a−na−a−1)=2πan(a2−1)である。一方a=0のときは0であるから、以上をまとめるとIn={2πan1−a2(|a|<1)2πan(a2−1)(1<|a|)である。
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