~♪あ、オイラーの定数の積分表示。
$$\gamma=\frac12+\int_0^\infty\frac{2t}{\left(1+t^2\right)\left(e^{2\pi t}-1\right)}dt$$
アベル・プラナの和公式において、$f(z)=\frac1z$とすると出るぞ!(解説めんどい)一回部分積分を行うと、全区間無限積分にできるぞ!!(解説めんどい)
$$\gamma=\frac12+\frac{\pi}{4}\int_{-\infty}^\infty\frac{\log\left(1+t^2\right)}{\sinh^2\left(\pi t\right)}dt$$
オイラーの定数の定義式の剰余項は$O(\frac1n)$で遅いんですよね。ちょっと補正してやれば$O(\frac1{n^6})$(とか、もっと)にできるんですが、それでも遅い。級数表示も二重級数になってたり、あまり使い勝手の良いのがない。から、積分表示して数値積分したほうがいーんじゃね。と思いました。
さっき全区間無限どーたら(中二っぽい)とか言ってましたが、なんでわざわざこうするのかというと、数値積分するにあたって、素朴に台形近似する方法があります。式で言うとこうです。
$$\int_{-\infty}^\infty f(x)dx \simeq h\lim_{N\rightarrow\infty}\sum_{n=-N}^N f(hn)$$
$h$は実軸の刻み幅です。これが、実軸の近くで正則(ほかにもちょろっと条件あったり)な関数においては、$h\rightarrow0$で指数関数的に収束するという事実があります(これ名前付いてんのかな)。右辺は無限和ですが足す項がある程度小さくなったら打ち切ります。
C言語でちょろっとコード書いて試してみると、$h=\frac18$、$N=48$として計算したあたりで$0.5772156649015326$となってdouble型の限界精度$10^{-16}$に達してしまいました。結構速いんじゃね(知らんけど)。Pythonとか、多倍長演算するともうちょっと求められまんのやが…(めんどくさい)
今回の記事適当すぎじゃねって思ったら、前から適当でした。チックショー
読んでくださってありがとうございました。ちなみに、オイラーの定数の全区間無限積分表示はもう一つ有名な(ガンマ関数の導関数)のがあるんですけど、収束の速さと扱いやすさ(偶関数)からこっちのがいいんじゃないかなと思いました