短完全列とはなんぞや....
そこで今回はたちからなる短完全列について調べようと思います.
短完全列について調べる前にまず準同型にはどのようなものがあるか調べます.
との最大公約数をとおく.を準同型とする.,とおく.準同型だから.よってはの倍数である.,とする.,は互いに素とおける.するととなりはの倍数である.よってはの通りである.
逆にこのとき,によって定まるはwell-definedである.実際,()のとき()であればよいが, とおくとでありはで割り切れるから,これはの倍数である.
これで準同型の形も, だということがわかりました.次に短完全列の形をより詳しくみてみます.
とする.
が短完全列であるとき,の間の関係を求めよ.
こうして全ての短完全列を求める準備が整いました.
の取り方はの通り.そのうち全射となるのは後者のみなので通り.
次に単射であるを全て求める.,,としてとするとだからがの倍数になるとき単射でなくなる.がの以上の約数を因子に持てばがの倍数となるが存在する.それ以外の時は存在しない.よって互いに素であるときのみの核は自明である.
とが互いに素である時はの倍数で単射だから像はにおけるの倍数全体に等しい.よって完全である.
以上からをオイラーのトーシェント関数として通りある.
コメント:トーシェント関数がでてくること,に依存しないことは意外でした.
参考文献:
LaTeXコマンド 矢印の上下に文字列 - xleftarrow, xrightarrow