ここでは東大数理の修士課程の院試の2004B04の解答例を解説していきます。解答例はあくまでも例なので、最短・最易の解答とは限らないことにご注意ください。またこの解答を信じきってしまったことで起こった不利益に関しては一切の責任を負いませんので、参照する際は慎重に慎重を重ねて議論を追ってからご参照ください。また誤り・不適切な記述・非自明な箇所などがあればコメントで指摘していただけると幸いです。
素数
背理法によって示す。このような
が成り立っている。この左辺の単元群は位数
が存在するとして良い。このときこの全射準同型の核の生成元を
と表されるか、
と表されるかのいずれかである。しかし上の条件を満たす