この記事はかなり議論が雑であることが頂いたコメントによって分かりました.読み始める前に,まずコメントのやり取りを見ていただけたらと思います.申し訳ありません.(追記)
有理数体や実数体には絶対値が定義されている以外に著しい性質,全順序がありました.私見ですが,順序構造に注目してデデキントの切断の方法で完備化したものが実数体で,絶対値から定義される距離構造に注目してコーシー列の方法で完備化したものが
代数函数体において全順序というのは定義されていなかったので,完備化するとしたらコーシー列の方法しか残されていないということなのだと思います.個人的にはデデキントの切断の方が好きなので残念です.
以下,距離が定義された位相体
これは同値関係になっています(演習).
補題1における演算によって
上の二つの補題の詳細は原隆先生の「実数の構成に関するノート」を見てもらえれば良いのではないかと思います.
松坂位相270ページを参照してもらえればいいかなと思います.
やってみると,要するに(演習).[なんかここ怪しいですね.
明らかに,
実際にこのように体を完備化する際には,まずもともと位相体になっていることを確認する必要があります.もう,本当にルーチンワークなので頑張ってください!最初に定義を書き下すとやりやすかったです.あと,距離空間の直積にどうやって距離を入れるかですが,僕は
定義すらきちんとできていないところがありますが,なんとなく完備化の道筋が分かればいいかなと思って記事にしました.ここまで見ていただきありがとうございました.ちなみに,