1.はじめに
多重値と呼ばれる級数が、多重ゼータ値と同じように双対性を持つことを最近知ったので、記事に書こうと思う。
2.やっていく
多重T値
許容インデックスに対して、多重値を次のように定める。
を用いずに書けば
多重T値の反復積分表示
に対して、次のような積分を定める。
このとき、次の等式が成立する。
を用いながら順に積分を実行していけば、定理1が成り立つことを確認できます。
正整数を用いて
とおく。
(許容インデックスに対し、このような書き方は一意的に定まる)
定理1より、
ここで変数変換を行う。
となるので、を次のように定めることにより
となるので示された
3.おわりに
ここまで読んでいただきありがとうございました(>₋<)
参考文献
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レベル2の多重ゼータ値について