また対数素微分ldを次のように定義する。
以下の関係式は明らか。
※また、本記事の内容は 素微分友愛数となる相異なる自然数同士は互いに素 を前提としています。
素微分友愛数を探す、または非存在を証明する方法がまるっきり分からないので、素微分友愛数なら満たすような弱い性質を考えることにした。
着目したのは、素微分友愛数における対数素微分の性質である、
・
という性質である。
ここから正整数
ちなみに知り合い要素は、素微分友愛数を弱めたものだからである。
(思い付きでの命名であるので、単語の衝突などがあれば申し訳ない。)
定義中の式を変形することで、
知人同士の例を挙げる。
知人同士の組には例があるので、自然数の条件を制限することで、素微分友愛数の性質も考えられるのではないかと思った。
ただ後述するが素微分友愛数の知人は少ない。
上記はほぼ自明であるので、本題に入る。
非自明な素微分友愛数に関して、知人同士となる数はただ一つ
まず素微分友愛数
知人同士の定義より、
について、
とできる。
これにより、2つの式を得る。
ここから、
式(1)を素微分し、式(2)と比較することで、
は素微分友愛数であったから、 より、 または 式(3)(4)について、素微分すると
になる正整数は だけであり、 は素微分友愛数ではないので、式(3)より が分かる。
証明終
素微分友愛数と関係のある自然数を増やしたかったが、思ったより素微分友愛数としての性質が強いことが分かった。
なお、知人同士については以下のことが分かっている。