場の理論では計量テンソル
と定義される(定数部分のとり方は色々ある。)
本稿では、このような計算を行うための公式を整理することにしたい。
場の変分も結局は(偏)微分の計算に帰着されるので、計量テンソルによる微分について考えていく。計量テンソルの対称性
対称テンソルの空間を
ここで、
とできるとする(重複添字は和をとる。以下同じ。)。
このとき、対応
とかく。
基本的な公式を3つあげておく。なお、以下では
より明らか。
[公式2]を整理すればわかる。二つ目の等号は、Neumann級数展開である。
[公式3]よりわかる。