ここでは東大数理の修士課程の院試の2013B01の解答例を解説していきます(ただし解説の都合で少し改変しています)。解答例はあくまでも例なので、最短・最易の解答とは限らないことにご注意ください。またこの解答を信じきってしまったことで起こった不利益に関しては一切の責任を負いませんので、参照する際は慎重に慎重を重ねて議論を追ってからご参照ください。また誤り・不適切な記述・非自明な箇所などがあればコメントで指摘していただけると幸いです。
この
に共役なもののいずれかである。よって後者の個数を考えれば良い。いま
を考える。これは左剰余類の代表元の取り方に依らないwell-definedな写像であり、定義から全射である。また
が成り立っているから、これによって