問題は,
神戸大数学科のウェブサイト
の
令和 5 年度編入試(PDF-file)
を参照してください。
令和5年度神戸大理学部数学科3年次編入第2問の解答
を満たすに対しを考えると, 上の微分方程式は
と書き換えられる。そして, の解はなので, このの微分方程式の解は
と実数を用いて表される。よって, 求めるは
と実数を用いて表される。
が成り立つを(1)のの値で場合分けして求める。
のとき なので, となるから, は成り立たない。
のとき この場合はのときのみ成り立つ。これをの値で場合分けして示そう。
- のとき は明らかに成り立つ。
- のとき は,で増加関数で, からが成り立つことが分かる。
- のとき だから不適である。
- のとき この場合は任意のでは成り立つ。これもの値で場合分けする。
- のとき これは明らかにが成り立っている
- のとき が任意ので成り立っているから, は増加関数でなのでは成り立つ。
以上から, 以下の2条件のいずれかを満たす実数を用いて表される
が求める解である。
- かつ
- かつ, は任意の実数
さいごに
もう少し良い解答があったら教えてください・