特性類速習(Chern-Weilの定理,Chern類,Pontrjagin類,Euler類)
特性類の一般論であるChern-Weil理論をまとめます。
多重線形写像
が次の条件
(1)
(2)
を満たすときLie群
Lie環のKilling形式は2次の不変多項式です(Appendix参照)。
Lie群
すなわち
と定義します。
このとき次が成り立つ。
(1)
(2)
が成り立つ。
これより、接続の取り方には依存せず
これを
特性類は主束
ここでBianchi恒等式
となる。
が成り立つ。
さらに
にBianchi恒等式とeq(1)を代入すると
となる。先と同様に
が成り立つ。
よって
ベクトル束はある主束の同伴束なのでその主束の束不変量を計算することでそのベクトル束の束不変量を計算することができます。
ベクトル束に対してはChern類、Pontrjagin類、Euler類があります。
Killing形式
で与えられます。
と定義する。
であるから、
となる。
であることを考えると、
となるから、主張が得られる。