こんにちはえのきたけです。
この記事は
https://mathlog.info/articles/Uur1KKKEUAE1GurN5JlS
の記事の続きとなっています。
この記事をご覧になるとより理解しやすいと思います。
また、記事中の$C_1$や$C_2$はコラッツ予想で循環すると仮定した奇数です。
$$
C_1 → C_1 → C_1 → C_1
$$
という循環する数の$C_1$は1のみである。
$$
C_1 → C_2 → C_1 → C_2
$$
という循環する数の$C_1$は存在しない。
$$
C_1 → C_2 → C_3 → C_4 →… → C_f → C_1
$$
という$C_1$と$C_f$の間に複数の奇数を含む場合の循環の$C_1$について調べる。
2で示した場合の循環においてこのような条件があります。
動作の変化量の総和が1となる。
これを利用して証明を進めます。
(1の場合)
1→4→2→1
3+(−2)+(−1)=0
この循環が成り立つとき、大きく3つの動作に分けることができます。
① $3C_1+1 = 2^n×C_2$
② $3C_2+1 = 2^m×C_3$
③ $3C_3+1 = 2^o×C_1$
このとき、(左辺)−(右辺)=(変化量)
となります。
よって、それぞれの変化量の総和が0になるときを求めます。
\begin{align} (2^n×C_2−3C_1−1)+(2^m×C_3−3C_2−1)+(2^o×C_1−3C_3−1) &= 0 \\ (2^o−C_1−3C_1)+(2^n×C_2−3C_2)+(2^m×C−3C_3) &= 3 \\ C_1(2^o−3)+C_2(2^n−3)+C_3(2^m−3)&= 3 \\ \end{align}
$C_1(2^o−3)+C_2(2^n−3)+C_3(2^m−3)= 3$
この式が成り立つときは、全てのCが1であり、n=m=o=2のときのみです。
$C_4$=$C_f$のときは、
$C_1(2^p−3)+C_2(2^n−3)+C_3(2^m−3)+C_4(2^p−3)= 4$
この式でも同様のことを言えます。
つまり、Cが何個あったとしてもCは1しか存在しないということです。
いかがでしたでしょうか?
ご意見・ご感想を下さると嬉しいです。