今回初めて記事を書きます。
最近, 積分の中に偏微分を登場させて計算するテクニックを学び, 調べてみると名前がついていたので, 備忘録がわりに紹介したいと思います。
誤っているところなどあったら教えていただけると嬉しいです。
いきなりですが, 次の積分を考えて見ましょう。
分母に対数があるため, 不定積分を求めるのは難しそうです。
そこで, 積分に次のようなパラメータ
すると, 求める積分値は
となります。
また,
以上より,
とわかりました!
前節の問題が解けたのは, 非積分関数にパラメータ
この計算ができることは, 次の定理によって保証されています(証明は省略しますし, 上の積分は広義積分になっていますが見なかったことにします)。
が成り立つ。
次は, ディリクレ積分と呼ばれる有名な積分です。
とおくと, 求める積分は
である。また,
以上より,
である。
3行目は,
パラメータ
とおく。
となるが, この積分は発散する。
繰り返しになりますが,
他にも例を書きたかったのですが, 簡単に計算できるものが思いつかなかったので終わります。この方法が効く積分を, コメントで教えていただけるとすごく喜びます!
ここまで読んでいただいてありがとうございました。