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カオス理論とミサイル

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カオス理論とミサイル

ミサイルは当たらない

ミリタリーオタクなら知っているが、スカッドミサイルなんかは、一度に何百発も撃たれて、大して成果を上げていない。
軍隊に属する人から聞いた話だが、ミサイルで目標を狙う時は、明らかに手前の場所にまず撃って、着弾する場所を少しずつ目標に近付けるらしい。現代でもそんなことをやっている。

ミサイルは、なぜ当たらないのか? 数学的に考えてみよう。

いきなり結論

爆発のエネルギーが、加速度に比例する為、またカオス理論に従う為なのだ。

剛体の円筒

剛体の細長い円筒の片方の先端に火薬を入れ、爆発させる。
反対側の先から出てくる空気を流体力学的にシミュレートできるだろうか?
粉や空気、流体ではなく剛体の小さな弾が入っているとしても、無茶苦茶に散らばってしまう。

爆発した瞬間の高圧の空気

細長い円筒ではなく、小さな風船だとしよう。
どの方法に圧力が強く掛かり、破れるか計算することは、殆ど100%不可能だ。

推進力と無駄な力

どちらの方向に爆発した空気が広がっていくか分からない。
つまり、爆発力の内何%がミサイルの進む向きに力として作用するか、分からない。しかも、飛距離は速度の2乗に比例し、エネルギーに比例する加速度は、多分速度の510乗位に比例する。
計算は難しいが、速度に比例は絶対にしない。
エネルギーが半分になると、25
100分の1しか飛ばない。

爆発の制御

爆発の瞬間瞬間で火薬や酸素の偏りを変える(無理だ)か、ミサイルの角度を瞬間的に変える(そんなことをしても当たらないが)しかない。

投稿日:2023514
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