この記事では凸結合の定義と凸集合と関連する命題について扱います。
凸結合の定義と図による解釈を説明していきます。
凸結合とは任意の点に対して、各係数の和が
凸結合(2点)
この図の点
凸結合(3点)
この図では
凸結合(3点)2
先ほどは
凸結合(6点)
少しごちゃごちゃしているような感じですが、
凸結合(6点)2
3点の場合と同じように、各
ある集合が凸であることと、集合内の任意の点の凸結合がその集合に含まれることは同値となります。このことを示しているのが下記の命題です。
<証明の考え方>
任意の
数学的帰納法で証明する。
これは
ある集合が凸であることと、集合内の任意の点の凸結合がその集合に含まれることが同値であると示すことができましたが、凸集合でない場合について図で確認してみます。
凸でない集合内の点の凸結合
上の図では簡単に2点の凸結合のみを書きましたが、見て分かるように集合からはみ出している凸結合が存在しています。またこの集合は凸ではありません。
ご覧いただきありがとうございます。本記事では凸結合の定義の説明と凸集合との関係性を確認しました。また少しでも分かりやすくなればと思い、図を載せました。間違いなどございましたらご指摘いただけますとありがたいです。