いま,独立する2つの標本
(1)
(2)再現性がない(
といった欠点から,あまり推奨されない.
は帰無仮説
共分散行列を標本共分散行列で書き換えたもの
は,ホテリングの
初めに,James(1954)がカイ二乗分布による方法を提唱した.
その後のYao(1965)で,Welchによる1変量の場合の解法が一般化され,Johansen(1980),Nel and van der Merwe(1986), Kim(1992)では,さらなる解法が提案された.
以下では,そのうちの主要な2つを紹介する.
・・・
ただし,
で,
・・・
ただし,自由度
で定められ,その値は
したがって,この検定は
近似検定の判別関数係数ベクトルは
で,Bonferroni区間は
ただし