分解型複素数って知っていますか?
何だか複素数の特殊な形っぽいですね。
ですが複素数とは違ってあまり知られていない……と思います。
今回はそれの紹介がてら、後々発展を投稿したいのでそれ用です。
英名はsplit-complex number。
別名として双曲複素数、双曲数、実テッサリンなどがある。
はい、複素数と似ていますね。
この分解型複素数、一応計算規則も記しておきます。
分解型複素数
また、以上の計算規則などを踏まえて、以下のものもあります。
分解型複素数の絶対値は必ずしも実数でないため、距離の公理を満たさない。
が成り立つ。
ある分解型複素数
上記のような分解型複素数
そのため分解型複素数は体ではない。
分解型複素数の絶対値やオイラーの公式の類似などから、双曲線と関わりがあることがすぐに分かります。
実際、複素数にとっての三角関数は、分解型複素数にとっての双曲線関数です。
それらを踏まえて、分解型複素数特有の話をいたしましょう。
は、二乗すると自身になります。
また、
も、二乗すると自身になります。
このような『
この非自明な冪等元2つの積を計算してみます。
はい、零因子になります。
非自明な冪等元でありながら零因子でもあるんですね。
この2つの数、実は基底に出来ます。
(つまり、任意の分解型複素数はこの2つの数それぞれの実数倍の和で表せます)
仮にそれぞれ
実数
この形、とあることがあるんです。
積を計算してみましょう。
はい、このような形になりました。
こちら、実は元の式と比較すると、係数同士の個々の積になっています。
このようなものを『直和分解』と言います。
今回は分解型複素数に関して色々話しました。
今回のも踏まえて、いずれ他の多元数に関してお話しようかな、と。
それと、今回の記事に何かしらの誤りがあるかもしれませんが、ご了承ください。