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変換を用いたε0級の関数の定義

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$$\newcommand{floor}[1]{\lfloor{#1}\rfloor} \newcommand{l}[0]{\left} \newcommand{lsint}[0]{\cancel{^{}}\llap{\int}} \newcommand{r}[0]{\right} \newcommand{sint}[0]{\:\cancel{^{}}\,\llap{\int}} \newcommand{sxp}[0]{\mathrm{sxp}} $$

この記事には数学的な厳密性が欠けています。
今後変更がある際には次のPythonコード上で変更がなされます。
https://github.com/sevenseven7136/phi/blob/main/phi.py

Mathlogでは初となる自作巨大数の投稿です。
シリーズ化をするつもりはないので、きちんと見出しもつけていませんが、ご了承ください。

集合$F_n\ (n\in\mathbb N)$を以下のように定義する。
$$F_n= \begin{cases} \mathbb N &(n=0)\\ F_{n-1}^{F_{n-1}} &\mathrm{(otherwise)} \end{cases}$$

集合$F_s$を以下のように定義する。
$$F_s=\bigcup_{n\in\mathbb N_{>0}}F_n$$

以下の条件を満たす変換$S$の集合を$F_*$とする。

  • $S:F_s\to F_s$
  • $\forall n\in\mathbb N\ [S|_{F_{n}}:F_n\to F_n]$
タウ変換

変換$T\in F_*$を次のように定義する。
$$T(f)=f\circ f$$

ファイ変換

関数$\Phi:F_*\times \mathbb N\to F_*$を次のように定義する。
$$\Phi(f,n)=\begin{cases} f&(n=0)\\ \Phi(f,n-1)(f)&(\mathrm{otherwise}) \end{cases}$$

小ファイ関数

関数$\phi_l:\mathbb N\to\mathbb N$を次のように定義する。
$$\phi_l(x)=\Phi(\Phi(T,x),x)(f_0)(x)$$
ただし、$f_0(x)=x^x$とする。

大ファイ関数

関数$\phi_L:\mathbb N\to\mathbb N$を次のように定義する。
$$\phi_L(x)=\Phi_x^x(T)(f_0)(x)$$
ただし、$f_0(x)=x^x$とする。
また、$\Phi_x:F_*\to F_*$は次のように定義される。
$$\Phi_x(f)=\Phi(f,x)$$

2025/03/27 訂正
$\phi_L(x)=\Phi(\Phi_x,x)(T)(f_0)(x)$を現在の定義に
理由:以前の定義では、$\Phi(\Phi_x,x)$が収束しないため。

正確な大きさの解析は追々ということで。
ただ、小ファイ関数はε0級の関数になっているはずです。

投稿日:326
更新日:44
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数学全般、というより巨大数の世界に主に生息しています。 どこかのサンタさん。

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