いきなりですが,群の準同型定理とは次の主張のことです.
このとき,
環や加群などいろいろな構造の上で準同型定理は成立し,代数学においてとてつもなく重要な定理の1つです.
一体,これは何なんでしょうか?
一般に,
ここから全射を作り出すことは簡単です.終域を制限した写像
では,この
これも実はそんなに難しくなく,
で同値関係を入れ,ここから写像
以上をまとめると,写像
ここまでは一般の集合
一般の集合の場合と同様に,終域の制限
さらに,
で同値関係
が分かります.よって
あとはこの写像が群の演算を保つことを証明すれば,準同型定理が得られます.
準同型定理は全単射を作っているだけ,怖くないよ!