前回の記事 でHeineの和公式の特別な場合∑0≤n(−1)nqn2−n2(a;q)n(c,q;q)n(ca)n=(c/a;q)n(c;q)nを用いて, 様々なRogers-Ramanujan型の等式を導出した. 上の等式において, a↦∞とすることによって以下を得る.
以下の等式が成り立つ.∑0≤nqn2−ncn(c,q;q)n=1(c;q)n
定理1において, c=qとすると以下を得る.
∑0≤nqn2(q;q)n2=1(q;q)∞
次に, 定理1において, c=q12とすると,∑0≤nqn2−n2(q12;q12)2n=1(q12;q)∞ここで, q↦q2とすると∑0≤nq2n2−n(q;q)2n=1(q;q2)∞を得る. また, 定理1において, c=q32とすると,∑0≤nqn2+n2(q32,q;q)n=1(q32;q)∞ここで, 両辺を1−q12で割って, q↦q2とすると,∑0≤nq2n2+n(q;q)2n+1=1(q;q2)∞を得る.
∑0≤nq2n2−n(q;q)2n=1(q;q2)∞∑0≤nq2n2+n(q;q)2n+1=1(q;q2)∞
次に, 定理1において, c=−q12とすると,∑0≤n(−1)nqn2−n2(−q12,q;q)n=1(−q12;q)∞q↦q2として,∑0≤n(−1)nq2n2−n(−q,q2;q2)n=1(−q;q2)∞を得る. 次に, 定理1において, c=−q32とすると,∑0≤n(−1)nqn2+n2(−q32,q;q)n=1(−q32;q)∞両辺を1+q12で割ってq↦q2とすると,∑0≤n(−1)nq2n2+n(q2;q2)n(−q;q2)n+1=1(−q;q2)∞を得る.
∑0≤n(−1)nq2n2−n(−q,q2;q2)n=1(−q;q2)∞∑0≤n(−1)nq2n2+n(q2;q2)n(−q;q2)n+1=1(−q;q2)∞
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