ここでは東大数理の修士課程の院試の2016B01の解答例を解説していきます(ただし解説の都合で少し問題を改変しています)。解答例はあくまでも例なので、最短・最易の解答とは限らないことにご注意ください。またこの解答を信じきってしまったことで起こった不利益に関しては一切の責任を負いませんので、参照する際は慎重に慎重を重ねて議論を追ってからご参照ください。また誤り・不適切な記述・非自明な箇所などがあればコメントで指摘していただけると幸いです。
群
まず後者が満たされている場合を考える。このとき
次に前者が満たされている場合を考える。このとき
を考えることで
とすれば、これは所望の条件を満たしている。
以上の議論から